バタフライピーの育て方・基本情報・豆知識をまとめています。
バタフライピーの育て方
基本的に強健な植物なので栽培は楽です。日光によく当てましょう。
つるがよく伸びるのでグリーンカーテンとして活用することもできます。
日当たり | 日当たりを好む。 |
用土 | 普通の培養土。 |
水やり | 土の表面が乾いたらやる。 |
温度 | 最低温度が10℃を下回ると枯れる。 |
肥料 | 基本的には必要なし。鉢植えの場合は元肥を施す。 |
病害虫 | アブラムシがまれにつく。 |
増やし方 | 種まき |
花期 | 春先から初秋(6~9月) |
温かい間は花が咲きます。
栽培環境
日光を好む植物なのでできれば日なたに置くのが良いです。鉢でも地植えでも育ちます。
夏の日差しを浴びてぐんぐん育ちますが、その分蒸散も激しいので鉢植えの場合は水切れに気をつけましょう。
蔓性の植物なので、育てる際はネットに絡ませたり、支柱に絡ませて行灯仕立てにします。
肥料
マメ科植物なので根粒菌の働きにより空気中の窒素を固定するため、基本的には肥料がなくてもよく育ちます。
鉢植えの場合は根域が限られてしまうので少々元肥を入れて植え付けると生育が良くなります。生育具合を見ながら適宜与えてください。
病気と害虫
アブラムシが付くことがあります。
ブラシや手で除去するか、薬剤を散布して防除。テントウムシ等の天敵を連れてくるのも手段です。
用土(鉢植え)
水はけがよすぎる土は水切れを招くので、一般的な草花用培養土に植え付ければOK。
植えつけ、 植え替え
ポット苗が出回る春に苗を購入してきて植え付けます。
根が直根性のため、植え付けの際に根を傷つけると株が弱って枯れる恐れがあります。植え付けは根鉢を崩さずに行います。
小さい鉢でも育ちますが、グリーンカーテン用に巨大に育てたい場合は30センチ以上の鉢に植え付けるとそれなりにボリュームが出ます。
種蒔き
種の状態でも販売しています。
大きさは長辺3ミリくらい。厚さは1ミリ程度。色は黒色をしています。
種は最高気温が15℃を上回ってくる4月頃に蒔きます。培養土に種を蒔き、1.5センチほど覆土し水をやります。
発芽までは7日前後かかります。
ふやし方
種を収穫して次の年にまきます。順当に育てば一株から大量の種ができます。
切り戻し
つるを途中で切ることで、切った部分の下から枝分かれをして株にボリュームが出ます。
ブログ内のバタフライピー成長記録の記事
管理人が雑に育てたバタフライピーの成長記録です。種から花の収穫、種の採取まで行っています。
バタフライピーの基本情報
【別名】チョウマメ
【科・属名】マメ科チョウマメ属
【分類】一年草(熱帯では多年草)
【草丈】~3mくらい
【花色】青、白
バタフライピーは主にハーブティーの原料としてよく知られる、マメ科の植物です。その花を乾燥させたものがハーブティーとして流通しています。
原産国は東南アジア。タイでは「アンチャン」と呼ばれ、ハーブティーや染色にも利用されたりするようです。染色に利用すると薄い水色に染まります。
植物としての性質ですが、耐寒性がありませんが夏の暑さにはとても強い一年草タイプです。
春頃種まきをして夏ごろから開花、秋から結実、真冬に枯れる感じになります。
温度さえあれば冬越しできるので、熱帯地域では多年草として扱われています。
バタフライピーの花
蝶のような形をした大きな花弁(旗弁)としべを包み込む竜骨弁により構成されています。
一つの花は1日でしおれますのでお茶にしたい場合は咲いたものを順次摘み取って乾燥させましょう。
乾燥すると右のサイズになります。
バタフライピーの種ができるまで
開花後は受粉成功していれば鞘ができ、その中に種ができます。
若い鞘は食用になるようです。
種は年明け1月頃に成熟しますので採取後しっかりと乾燥させて保存します。
乾燥させずに密封するとカビることがあります。
バタフライピーについての豆知識
バタフライピーティーについて
バタフライピーティーは乾燥させたバタフライピーの花をお湯で抽出したものです。
深い青色の液色が特徴です。この青色は主に液中に含まれるアントシアニンの色で、レモン汁などを加え酸性にすると液色が紫っぽく変化します。
↓
ちなみにバタフライピーそのものに味はありません。アントシアニンは多少含まれているようですが。
ハーブティーとして飲む場合は他のハーブやハチミツ等で味をつけて飲むのをオススメします。
名前の由来
バタフライピーという名前は主に英語圏での呼び名で、元となっているのはその花の形状です。
和名のチョウマメはそれをそのまま日本語訳したもの。
学名は…女性器から。形状がそれっぽいですから。
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