昨年、開花したものの受粉させるのをすっかり忘れていた断崖の女王。
今年も花が咲きましたので念願の受粉作業を行っていきたいと思います。
2020年の開花 昨年との比較
昨年の開花後、株は順調に育ち年明けの2月頃まで葉がついていたのですが、3月に入ると根元から新芽が現れ古い葉が急速に枯れ落ちました。
新芽はおよそ3週間ほどでつぼみから花を咲かせ、3月末の現在花盛りです。
昨年の花がこちら。昨年に比べて花も茎も沢山出ていることが分かります。成長していますねー。
花は順次咲いていく植物のようで、もう花が落ちたものもあればこれから咲いてくるものもあります。
今年も見事に光の方向に向かって伸びています。
成長過程で鉢を回したらまっすぐ伸びたんでしょうか。
下の写真は昨年の根元のイモの様子。比べると今年のイモはなんとなくですが大きくふっくらしてきています。
そろそろ植え替えが必要な気がします。
植え替え適期は春なのですが、おそらく新芽が成長する前だと思います。大抵の植物は開花期に植え替えしないほうがいいですからね…来年の萌芽前にトライしてみようかな。
断崖の女王の受粉作業
受粉作業のやり方ですが、雌しべに雄しべの花粉をつける。以上。
写真の花の中央の丸が横にふたつ並んでいるのが雄しべ。その上の白いのが雌しべです。
雄しべを切り取り雌しべにピンセットでこすりつけていきます。
咲いてから日数が経っている花は受粉しないようなので、比較的新しい花を選んで花粉をつけていきます。
咲き始めの花の雌しべは花の中に入っているので雄しべを突っ込んで花粉をこすりつけていきます。
今回は10個以上の花に受粉作業を行いました。
受粉に成功すると、花の付け根の丸い部分が膨らんで中に種ができます。
ひとつ花を分解してみました。
種となる根元のふくらみから雌しべが伸びています。
雄しべは花びらとつながっています。
八重咲の花は雄しべが花びらに分化するので雄しべが無いことを思い出しました。
断崖の女王の遺伝子を変容させて雄しべが花びらに分化するようにしたら八重咲の花が咲くんでしょうな…ちょっと作ってみたい気もします。
受粉から数週間で種ができるようなのでしばらく様子を見たいと思います。
今回はここまでです。次回に続きます。
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