この春引っ越した新居には小さな庭がついており、前住人の置土産がいくつか植えられています。
その一つが隣戸との境界にある結構立派な南天の木。
剪定が施してあるようで高さは1メートルくらいですが、根本から何本もの枝が出ているので立派な株なのだろうと思います。
南天は実の付いた枝の部分を切って飾るくらいしか活用方法を知らなかったのですが、実や葉を煎じることで咳止めや解毒の効果があったりするようです。そういえば南天のど飴というものがありますね。
南天は育てたことがありませんがこれも縁なので可愛がっていくとしましょう。
成長記録
2022/3/11 初春の様子
引っ越した当初、3月の南天の様子がこちら。枝の本数も多い立派な株ですね。
南天は常緑の植物なので、冬でも葉を落とすことがありません。面白いことに、我が家の株は一部のみが赤く紅葉しています。
これは、紅葉している部分にだけ真冬の間日がよく当たっていたからだと思われます。
南天は冬期によく日が当たっていると紅葉する性質があります。うちの庭は西側と南側に生け垣があり、真冬は庭の南側の日照が少なめになります。ですので株の南側の日照が悪く、紅葉しなかったのではないかと推察されます。
株をよく見てみるとなにやら新芽のようなものが伸びてきています。
先が丸まっているのでなんだか見た感じ花芽のようにも見えます。
2022/4/1 新芽がでてきた
新芽を確認してから二十日あまり、新芽がものすごく伸びてきました。
葉がまだ大きくなっていないので、株から細長い茎が無数に突き出していて異様な感じがします。
新芽は赤い色をしていますが茎のほうが鮮やかです。
2022/5/13 葉の成長 花芽が出てきた
さらにひと月経ちました。
葉はずいぶんと大きくなり、色もすっかり緑色に変化しています。
所々から花芽が出ていました。
この一粒一粒が南天の実になるんですな…!
2022/5/31 開花
蕾は紡錘形に大きくなり、いくつか咲いているものが出てきました。5月下旬は30度超えの日もちょくちょくあったので、南天の蕾も順調に成長したようですね。
花びらは6枚、色は白。中から大きめの黄色い葯が6本出ています。花は一斉に咲かずに順次バラバラに咲いていくらしいです。
南天は自家不和合性があるようで自家受粉しにくいようですが実をつけてくれるでしょうか。
ハチやアブはたくさんいるので、他所から花粉を運んできてくれることに期待しましょう。
咲き進むとこんな感じ。
葉が元気に茂りすぎて花の存在感があまりないですね。
ほぼ放っておいているだけですが、ひとまずここまでは順調に成長しました。今のところ虫などもつかず健康そうです。
今回はここまでです。次回に続きます。
コメント