プロテアを育てたい
管理人のかなり好きな花のひとつにプロテアがあります。
南アフリカのあたりを原産とする大きな花の咲く植物です。ネイティブフラワーと呼ばれるもののひとつです。
キングプロテアやヴィーナスなどいくつか種類がありますが、管理人が断然好きなのがこちらのプロテアロビン。小ぶりなサイズと花びらのグラデーションが素敵です。
近年ちょっとおしゃれな花屋さんなどでよく見かけるようになったプロテアですが、苗の流通はまだまだといったところです。気の利いた園芸店でリトルプリンスを見るくらいですかね…
管理人は常々プロテアロビンを育てたいと思っており、花屋さんで花を買ってきては挿し木をしているのですが敗北に敗北を重ねています。
管理人に技術が足りないのもありますがプロテアの挿し木は難しい…
プロテアロビンは1本700円くらいしましてまあまあな出費になっていますので、某オークションで種を入手して発芽させてみることにしました。
成長記録
2022/3/14 発芽処理
さて、今回は「repens」「eximia」の種を購入しました。
ロビンの種が欲しかったのですが見つけることができず。探した中でもロビンに似ていたのがこの二品種でした。ロビンというのは流通名で品種名は違う気がしています。
一応解説ページなどリンク張っておきます。シュガーブッシュというのはプロテアの英名です。
Sugarbush Protea – Protea repens
種の表面にモケモケに毛が生えています。このまま土に埋めても発芽しにくいようなので、発芽処理を行っていきます。
プロテアを発芽させるためには熱湯に漬けたり硫酸に漬けたり色々と方法があるようですが、今回はスモークペーパーを利用したいと思います。こちらも某オークションで入手しました。
スモークペーパーというのはその名の通り煙の成分をしみこませた紙で、スモークチップを燃やしたようなにおいがします。
原産地の南アフリカでは、プロテアは山火事のあとに種のさやを開いて種を蒔き散らし、発芽するというプロセスをたどります。
というのも、南アフリカは割と乾燥しており山火事が多いため。火事の後は雨が降りやすかったりしますので、発芽後の成長に必要な水も確保できて成長できる確率が上がるという仕組みです。
スモークペーパーからの煙成分で疑似的に山火事を体験させ、発芽率を上げていきます。
成分が浸透しやすいように毛をむしります。
キッチンペーパーの上にスモークペーパーを敷き、種を置き濡らします。
このまま発芽してくれれば一番わかりやすいので、この状態でしばらく置きます。
2022/3/21 土に植え付け
さて、1週間経過したわけですが、種はカビが生えたくらいで変化がありません。
カビは見つけるたびに洗い流し種全体を覆うことはないようにしています。
発芽しない原因は「種が死んでいる」か「気温があっていない」か「もっと水に浸かっていたい」あたりかと思うのでとりあえず一つ皮をむいてみました。
中には白い生きてる感じの物体が入っていたのでとりあえず種は生きていそうです。
このまま皿で置いておいてもカビが生えるだけなので種まき用の土に埋め、しばらく様子を見ることにします。
2022/4/11 発芽した
種まきから半月あまり、屋外で乾燥させないように管理していたところなんと種が発芽しました。
発芽したのはeximiaのほうで、repensは一つも発芽していません。
土の表面に種の皮をかぶった葉が見え、地上1センチくらいのところで双葉が開きました。
見た目はかいわれ大根のようですが、茎も葉も結構しっかりと厚みがあって硬いです。
ちなみに10個種をまいて9個発芽するというかなりの発芽率でした。スモークペーパーの威力でしょうか。
2022/5/1 本葉が開く
芽は順調に成長しまして中心部から本葉が開いてきました。双葉とはまた異なる形をしていそうです。
ちなみにrepensのほうは未だ発芽していません。
2022/5/25 背丈が伸びてきた
日を追うごとに苗は成長し、立派な若苗といった雰囲気になってきました。
葉は対称についていく形式のようです。少し波打って毛の生えた見た目はパールアカシアに似ています。
成木は葉に毛がありませんのでそのうち毛のない葉が生えてくるかもしれません。
ちなみにrepensのほうはやはり発芽していません。
そろそろ鉢も混んできましたので植え替えを検討せねばいけませんね。
今回はここまでです。次回があったら続きます。
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