スーパーでマンゴスチンと出会った
果物を買ってきては種を取り出して育てるのが趣味の管理人、特に南国フルーツには目がありません。(※主に育てたい衝動という意味で)
そんな折、近所のスーパーでマンゴスチンを発見しました。
しかし、管理人とマンゴスチンの付き合いは浅く、子供の頃にロッテのガムで食べたきりです。
果物の女王とか言われていますがどうせなら美味しいほうが良いのでひとまず味を確かめてみることにしました。
こちらが買ってきたマンゴスチン。4個で680円でした。
実の大きさは6センチくらい。黒い果皮と花のような形のガク片が可愛らしいですね。
皮を剥いて果実を露出させてみました。真っ白な果実にはうっすらと繊維質の模様が浮かびます。皮はスポンジ質で、皮を剥いている途中でボロボロこぼれる感じです。
南国フルーツ特有の甘い香りが漂います。
ややねっとりとした果実を口に含んだ瞬間…育てることを決意しました。
同じ南国フルーツのライチと同じ系統の味ですが、マンゴスチンのほうがより甘く香りが豊かな印象を受けます。これは女王ですわ、うますぎるもん。
幼少の頃食べたマンゴスチンガムは本物には及ばないですが割と味を忠実に再現していたのだなと思いました。
そういえば沖縄の熱帯ドリームセンターの温室にはマンゴスチンの木がありました。
木はまあ何というか普通な感じですね。ミカンの木とゴムノキを足して2で割った感じです。
栽培の準備
それでは栽培の準備に入ります。
ちょっと調べてみると、スーパーなどで売られているマンゴスチンは輸入の際に冷凍されており、発芽しにくいとのこと。
育てるんだったら種を買った方が無難らしいですが、果実から種子を取って育てることに情熱を燃やしているのでスーパーで買ったものを発芽させてみようと思います。
ただ、マンゴスチンの発芽温度は25℃なので5月中旬の今時期だと少し寒いかもしれません。
果実から種を取り出しました。
マンゴスチンの果実はミカンのように房状に入っており、大きさに偏りがありました。
その中の特に大きなの房の中に形になった種が入っていましたが、小さな房の中の種は形になっていませんでした。
というわけで買ってきた4個の果実から種は5つしか取れませんでした。
種を良く洗い、繊維の生えた表面の皮をはがしました。
種をティッシュの上に置き、上からさらにティッシュをかぶせ、水で湿らせます。
乾燥を防ぐためにラップをかけ、植物用蛍光灯の下で発芽を待ちます。
※土に埋めてもいいのですが、湿らせたティッシュに包んで発芽を行うほうが種を観察しやすいため、この方法を行っています。
栽培開始
1週間後 芽の兆候か…?
カビなどの防止のためにたまにティッシュを交換し、適度な湿り気を保ちながら栽培していたところ…2つの種に動きがみられました。
何やら芽のようなものが出てきています。
もしかしたら…と期待を膨らませつつ引き続き管理していきます。
その後
前章で発芽するかと思われたマンゴスチン、その後も同様の環境で管理していたのですが、一向に芽が動きませんでした。
発芽の兆候っぽかったのは違ったのか…もしくは途中で成長をやめてしまったのか。
その後、数回にわたりスーパーのマンゴスチンを購入し、ティッシュ蒔きだけでなく土でも種まきを試みてみたのですが一向に発芽しませんでした。
いくつかの種は芽が動いたように見えたんですけどね…
やはりスーパーで売られているマンゴスチンの発芽は厳しかったようです。
というわけで、マンゴスチンを育てようと思ったら苗木を買うか、冷凍されていない種を購入するのが良さそうです。
とりあえず今年のマンゴスチンシーズンは果実をしこたま味わっただけで終わりました(完)
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