台湾マンゴー種から成長記録|その1 発芽と植え付けそして枯死

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成長記録

台湾マンゴーを発見

梅雨に入ったけれど雨もさほど降らないし本当に梅雨に入ったんだろうかと思われる今日このごろ。

近所のスーパーで台湾マンゴーなるものを見つけました。

最近台湾パイナップルが話題になり、管理人も購入しまして茎の部分を育ててみたりしているので台湾〇〇というものが気になってしまいます。

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サイズは日本のマンゴーの規格で2Lくらいと結構大きく、さらにポップには「宮崎マンゴーと同じ品種!」と書いてあったのでいそいそと購入してきました。

鮮やかな赤い見た目は確かに宮崎マンゴーと同じように思います。

 

宮崎マンゴーといえば高級マンゴーとしてよく知られ、そしてその品種は確か「アップルマンゴー」だったような。しかし、いざ記事執筆にあたり調べてみるとアップルマンゴーという品種はないのだとか。

普段の生活の中で比較的口にする機会の多そうなマンゴーの品種について下にまとめてみました。

 

マンゴーの品種について

日本で暮らしているとスーパーなんかで見かける機会のあるマンゴーの品種について紹介します。

スーパーなどでよく見るマンゴーは、赤くて丸いものと黄色くて細長いものに大別されると思います。

沖縄等産地に行くとほかの品種も見られたりします。

赤くて丸いマンゴー(通称アップルマンゴー)

赤くて丸いマンゴーは、まとめて「アップルマンゴー」と呼ばれることが多いのですが、実はアップルマンゴーは通称で、その品種は様々です。

アーウィン種

今回買ってきた台湾マンゴーは「アーウィン種」だと思われます。

果汁が多く、甘さと酸味のバランスが程よい品種で、日本で生産されるマンゴーはほぼこの品種になります。

いくつかマンゴーは食べましたが生食するなら一番わかりやすくおいしいかも。

 

ケント種

アーウィン種よりもやや果皮が緑がかっており、味もアーウィン種に似た系統です。

主にブラジルやメキシコから輸入されることが多いです。

こちらは近所のスーパーで売っていたケント種のマンゴー。国産マンゴーよりややお手頃価格でしょうか。

 

トミーアトキンス種

アーウィン種よりも果皮が緑がかっていますが熟すにしたがって黄色から赤色になります。

果皮も少々ごつごつした感触です。

 

果肉はアップルマンゴーよりも色が薄く黄色がかっています。後に出てくる黄色くて細長いマンゴーに近い色。

果肉は果汁が少なめで繊維質が多く、酸味はさほどありませんが甘みもそれほど強くありません。

総じてアーウィン種のほうがおいしい印象。

 

そのほか、メキシコのヘイデン種等がアップルマンゴーとして流通しているらしいですが管理人は見たことがありません。見逃してるだけかもしれませんが。

 

黄色くて細長いマンゴー

アップルマンゴーと比べると比較的値段がお手頃な黄色いマンゴー。

同じような見た目ですが産地と品種が微妙に違ったりします。

マハチャノ種

主にタイで生産されるマンゴー。サイズは女性の手のひらよりも一回り大きいくらいです。

 

他の黄色いマンゴーに比べると甘みは控えめ。酸味と甘みのバランスが良いさわやかな味わいの品種です。

早熟の時は酸っぱくてあまりおいしくないので甘くなったタイミングで食べるのが吉。

果実はほとんど繊維が感じられずなめらかな食感です。

管理人は個人的にこれが一番好きです。

ナムドクマイ種

主にタイで生産される品種で、アップルマンゴーよりも果汁が少なく甘さが濃厚です。

日本では春から初夏にかけて輸入されます。管理人の近所では一つ400円くらいで流通しているのを見かけます。

カラバオ種

主にフィリピン産が通年輸入されます。味の系統はナムドクマイ種に似てねっとり系。

フィリピンなどのお土産でよくもらうドライマンゴーもこのカラバオ種だったりします。

 

その他

キーツ種

キーツ種は果皮が緑色をしており、アップルマンゴーより一回り大きいです。

味はアップルマンゴーよりも酸味が少なく甘みがねっとりしています。好き嫌いが分かれるかもしれません。

こちらは沖縄に行ったときに撮った青果店の写真。(見にくくてすみません)画面奥に緑色のキーツマンゴーが写っています。

手前のアップルマンゴーより少し高めの相場だった印象。

 

摘果マンゴー

マンゴー栽培において摘果した実が摘果マンゴーとして流通することがあります。

実の大きさは女性の握りこぶしないくらい。

1回売っているのを見ました。ポップには「まあ無くはない味」と書いてあったのでそんなにおいしくもないと思っているのですがどうなんでしょう。

 

ほかにもピーチマンゴーとかあるらしいですが、管理人は食べたことがないのでなんとも。

その他いろいろに交配されたマンゴーの品種が山ほどあるようなのでこちらのサイトを参照させてもらいます。

tropical farm YAMAGAWA マンゴーの品種

 

 

以上、普段見かけるいくつかのマンゴーの品種を紹介しました。

ところで、輸入マンゴーは未熟な果実を収穫し、輸入してから追熟処理を行い店頭に並びます。それゆえ品質が安定しないことがあるようです。

管理人があまりおいしくないなあと感じたトミーアトキンス種も、現地で完熟したものを食べるとまた味が異なるのかもしれません。

国産のマンゴーは樹上で完熟させてから収穫するので確かな品質のものが出回ります。国産のマンゴーの価格が高いのは、単純に人件費が高いのもあるでしょうが生産に手間と時間がかかっていることにも理由がありそうです。

 

成長記録

それではおいしくいただいたマンゴーを早速育てていきましょう。

種を割る(2021/6/20)

種をそのまま蒔いても芽は出るとは思うのですが、発芽を短縮させるために今回は種を割っていきたいと思います。

マンゴーの果実を食べ終わった後、種の周りについた果肉をこすり落とします。

種の周りは繊維で囲まれています。そういえばマンゴーの果実部分も種の回りほどではないですが繊維が通っている感じがします。

 

種の上部に向かって斜めに切りこみを入れます。

 

切り込みから種を割るとこのようなものが出てきました。

右側から伸びたしっぽのような部分が根と芽になり、左側の白い塊にはしばらく成長するための栄養分が詰まっていると思われます。

 

割れ目から芽なのか根なのかそれっぽいものが見えます。

 

濡れティッシュの上に置き、ラップをかけて発芽を促します。

 

 

植え付け(2021/6/29)

濡れティッシュの上で観察すること10日あまり、白かった部分がすっかり緑色になりました。

暗闇から外に出ると植物体は緑色になるようです。

 

割れ目から見えていたのはどうやら芽だったようで、画面奥で割れ目から顔を出しています。

また、しっぽのような部分の先端から根と思しきものが伸び始めてきました。

 

そろそろ植えどきな感じがするので植え付けを行います。

冬季に室内に取り込むことを考慮して用土にはベラボンを使用します。

しっかりと湿らせて、根が埋まるように播種しました。根の成長が見やすいようにとりあえずペットボトルを切ったものに植え付けています。

ベラボンは乾きやすいのでまめに霧吹きするなど水管理には十分気を付けていかないといけません。

 

さて、無事成長を始めてくれたマンゴー、果たして夏を超えられるのか。

 

枯死(2021/7/27)

あれからひと月…芽を出しこれからすくすくと成長してくれるかと思いきや、枯死しました。

というのも、種全体にカビが生えまくってしまったため。

 

カビが生えるたびに酢水でふき取っていたのですが、数日後にはすぐに再発生してしまいました。

カビが発生してしまうと芽は成長を止め、全体的に真っ黒になってついには枯れてしまいました。

 

考察

カビが出た原因はやはりこの暑さだと考えられます。

気温が高い上に水を切らさないようにこまめに水をやっていたので、カビは出やすい状況だったと思います。種を蒔く前に殺菌剤に漬けるなどの対策をした方が良かったかもしれません。

 

また、今回は観察するために種を地上に出した状態で発芽をさせてみたのも一つあるかもしれません。空気中のカビ菌に触れやすい状態ではあるかと思います。地中に埋めてしまった方がカビを防ぐことができたのかも…

あとは用土でしょうか。今回利用したベラボンは非常に通気性が良い用土です。種まき用の細かい鹿沼土などのほうが種に密着するのでカビ菌には触れにくかったかも…?

 

などなど色々と反省点はありますが、なんにしろまだマンゴーは出回っているので再チャレンジしてみたいと思います。

 

今回はここまでです。

 

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