最近ハーブにはまりつつある管理人のハーブ成長記録です。
本記事では苗から育てたカモミールの植え付けから収穫までを扱っています。
カモミールの種類について
カモミールはハーブの中でもよく知られており、ハーブティーはじめ様々に活用がされています。
和名ではカミツレと呼ばれます。
ひとことにカモミールといっても、主にローマンカモミールとジャーマンカモミールの2種類があります。それぞれの特徴は以下。
ローマンカモミール…耐寒性多年草。キク科カマエメルム属。ハーブティーにするとジャーマンカモミールより少々苦みがある。八重咲のものや花が咲かない品種もある。
ジャーマンカモミール…一年草または二年草。キク科シカギク属。リンゴに似たさわやかな香り。
ほかにもダイアーズカモミールという黄色い花を咲かせるカモミールもあります。こちらは上記の2種よりもやや大型で染色に利用されるようですが、あまり流通しているのを見たことがありません。
今回はカモミールを栽培してハーブティーにしたいので、苦みがなく香りのよいジャーマンカモミールを育てていきたいと思います。
成長記録
植え付け(2021/3/16)
さて、早速苗を手に入れまして植え付けをしていこうと思います。
こちらは近所の園芸店で買ってきました秋蒔きの苗です。
ジャーマンカモミールは種まき時期が春と秋とあります。
秋まきをした場合は春先からの成長が早く花が早めに咲くので、気候が暑くなる前に一度切り戻して2度収穫できたりします。
それを狙いたかったので秋蒔きの苗を入手してみました。
鉢から抜いて根をほぐします。細めの根がびっしりと張っています。
腐葉土と赤玉土のミックス用土に元肥としてマグアンプKを加え、6号のロングスリット鉢に植え付けました。
植え付けから9日目 急成長(2021/3/25)
植え付けてから間もなく、苗が目覚ましく成長を始めました。
ポットに植わっていた時はほとんど苗は動かなかったのに少し不思議です。植え替えが刺激になったのでしょうか。
植え付けから一か月 花芽がついた(2021/4/6)
植え付けてからひと月、枝分かれした各枝の先端に花芽が出てきました。
花の中央が盛り上がってきていよいよ咲きそうな雰囲気です。
ほのかに甘いリンゴのような香りが漂うような気もいたします。
株全体は高さ30センチほどになり、ますます元気に葉を茂らせています。
開花(2021/4/15)
白い花びらを広げ、ついに開花しました。(株の頂点の花はもう少し早く咲いていた気もしますが写真を撮り忘れています。)
カモミールの花は集合花でして、中央の盛り上がった部分に見えるブツブツひとつひとつが花となっています。種は一つ一つの花にできるので結構な数ができます。
株が縦に伸びてしまって倒れそうなのでアサガオなどを巻き付ける支柱を設置しました。
花盛り(2021/4/18)
一斉にたくさんの花が咲いてきました。あたりにリンゴのような雰囲気の、少し癖のある甘いにおいが広がります。
花びらは昼間は開いていますが夜間は真下に反り返り、昼間に再び広がります。
また、咲いて日数の経った花は花びらが反ってくるので早めに適宜収穫していきます。
どうやら花びらが反り返ると品質が落ちてしまうようです。
ハーブティーにしたいので収穫次第花を乾燥させます。
花が一通り終わったので切り戻し(2021/6/6)
花が一通り咲き終え、茎の下の方の葉が枯れてきたのでばっさり切り戻しをしました。
本当はもっと早い時期に切り戻したかったのですが花がずっと咲いていたのできず…
もうすぐカモミールの時期も終わりなので、もしかしたらこのまま枯れるかもしれません。
その数日後、やはり時期も時期なのか葉の成長が見られなかったので株を抜きました。
思ったよりも根の張りが少なかったです。もしかしたらロングスリット鉢でなくても良かったかもしれません。
収穫と種の採取(2021/6/20)
収穫次第乾燥させておいた花、1シーズンでこれくらいの量になりました。
重さにして8g、量にして片手に山盛り1杯といった感じです。多いような、少ないような。
適した時期に切り戻しができていればもう少し収量が上がったんでしょうか…?
乾燥カモミールは我が家で栽培しているほかのハーブとブレンドしてみようと思います。
こちらは枯れかけた株についていたカモミールの花です。
一つ一つの小さな花だった部分が種になっています。
種のアップはこちら。
花だったくしゃくしゃっとした部分の下側に種っぽい塊がついています。
種は暑さが去った秋口に蒔いていく予定です。
今回はここまでです。次回に続きます。
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