今年の夏にネットで取り寄せたホウオウボクの種が発芽しましたのでその成長を綴ります。
ホウオウボクとは
ホウオウボクはマメ科の高木で、マダガスカル原産。
マメ科特有の薄く細かい葉を付け、真っ赤な花を咲かせます。
成長すると樹高は10mを軽く超える樹木です。
日本ですと沖縄に街路樹として植わっていたりします。下の写真は2018年8月に沖縄に行ったときに撮影したものです。赤い花が大変美しかったです。
花は鳥が翼を広げたような形をしています。色も相まって鳳凰の名前が付けられたのでしょうね。
ジャカランダ、カエンボクと並んで世界三大花木に数えられています。
カエンボクはホウオウボクと似た印象の木なので三大花木というのを作るならもうちょっと印象の違う木を入れればよいのにと思ったりしましたがまあどうでも良いことです。
ある日いつものようにインターネットをさまよっていたところ、ホウオウボクの種なるものが売っていましたので取り寄せてみました。
種まき~発芽(2020/10/1~10)
取り寄せた種はこんな感じです。
硬い殻に覆われており、縦方向の長さがおよそ1.5センチ、幅は5ミリ、厚みが3ミリほどあります。
全体的に虎模様が入り、種の中央が黒っぽくなっています。マメ科だけあってマメっぽいです。
8月頃に取り寄せて種まき用の土に蒔いておいたのですが、発芽しませんでした。
10月に入り、種が埋まっているのを忘れて同じ土に他の植物を挿し木しておいたところ、なんとホウオウボクの種が発芽してきました。
蒔いたときよりも一回り大きくなった種がゆっくりと地面から顔をのぞかせてきて、殻が取れるとこのような肉厚な双葉が現れました。
どうやら、8月に植え付けをしたときは管理人の水やりが足りなかったようですね…。そういえば土が乾き気味だったような気がします。
挿し木をして水を与え始めてから発芽までおよそ10日ほどかかっています。
2010/10/15 本葉の展開
閉じた形で出てきた双葉はその後開き、緑色に変化しました。
その後双葉の中央から茎が伸び、そこから本葉と思われる葉が展開してきました。
丸くて薄い葉が対称につく形がマメ科っぽいですね。
鉢からはもう一つの種も発芽してきています。
まだまだ出るのでしょうか。いくつ蒔いたか覚えていません。
これから季節は冬に向かうわけですが、このホウオウボクの幼木は無事に冬を越せるのでしょうか。
なるべく日光に当てながら暖かくしてお世話していきたいと思います。
今回はここまでです。次回に続きます。
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