アクアポニックス日記⑥いったん終了!

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実験
cof

アクアポニックス日記 第6回です。

前回の更新から随分日が経ってしまいました。

前回、石巻貝の死亡により水中アンモニア濃度が劇的に高まり植物が枯れたので、水替えと新にトマトを植えました。

その後の経過を綴ります。

トマトが成長しました

前回植えたトマト、3週間ほどかけてここまで成長しました。

となりでトマトの水耕栽培もやっているので混じって写っていますが、ほぼこの画面内にアクアポニックスのトマトは収まっています。

ライトが10Wのものなので光量が十分とは言えないですがそれでもそこそこ育ってくれました。

ちなみに植物栽培ライトはIKEAのヴェクセルを利用しています。

 

 

そして、水質はどうなったかというと…

前回
  • アンモニア  ほぼ0(推奨:0.5mg/L 以下)
  • 亜硝酸塩  ほぼ0
  • 硝酸塩  150mg/L(推奨:10mg/L  以上)
今回
  • アンモニア  ほぼ0(推奨:0.5mg/L 以下)
  • 亜硝酸塩  ほぼ0
  • 硝酸塩  100mg/L(推奨:10mg/L  以上)

 

おお…硝酸塩濃度がちょっと下がってる。

やっと水槽が安定してきたなといった感じです。

現在のクリスはこんな感じ。水槽がコケまみれです。

 

 

前回、石巻貝がお亡くなりになったため、新たにタニシを投入しました。

タニシの働きに期待。

 

 

 

クリスの不調

水質が安定したと喜んでいたのも束の間、クリスが段々と動かなくなってしまいました。

水槽の下のほうでじっとしています。

何か病気にかかったのかと思いバケツに移し、塩浴をひと月以上しましたが改善されず…

ついに先日亡くなってしまいました。

原因ははっきりとはわかりません。

安定したと思っていた水質が実は悪かったとか、何かの感染症にかかっていたとか、餌がいけなかったとか、原因はいろいろと考えられますが…可哀そうなことをしました。

この機にいったん水槽はリセットし、アクアポニックスは中断しました。

 

 

 

 

今回のアクアポニックスまとめ

失敗はしたものの、少しは知見は溜まったのでメモしていきます。

飼育の規模感についての反省

飼育途中にも思っていたことですが、6L水槽で4センチほどの金魚を飼おうというのがそもそもきつかったかもしれません。

アクアポニックスは植物の状態によってかなり水質が変化してしまいます。水が少ないと水質は変化しやすいし温度変化もしやすいです。そういった水の変化は金魚の体調に大きな変化を与えてしまいます。今回の飼育では植物の生育もなかなかうまくいかずクリスにはたくさん負担をかけてしまったように思います。

今後、アクアポニックスを再開するのならもう少し大きな規模でやるのが良いかなと思っています。30センチ水槽サイズはほしいですね。

 

魚の選定について

今回は更紗琉金を飼育しましたが、琉金系の金魚はそんなに体が強くありません。

アクアポニックスは水質が安定するまで試行錯誤が必要になってくるでしょうから和金やコメットなどの強い金魚を飼育するほうが死なせずに済むかと思います。

そもそも、金魚は水をすごく汚す魚なので水質の安定という点では特に規模が小さい場合難易度が高いかもしれません…あと、植物の根っこを食べてしまうので植物の生育に悪影響がでるかも…!

アクアポニックスは食用の魚を養殖するための技術の一環でもあるのでドジョウなどを飼育しても面白いかもしれませんね。ドジョウは植物の根っこを食べないみたいですしね。

 

アクアポニックスでの植物について

今回育てた植物はトマト、バジル、シソ、クレソン、パクチーでした。

どれも水耕栽培が可能な植物となっていますがパクチーは枯れました。

枯れた原因は、もともと土に植わっていて植物体がある程度大きいものを植えたことです。

植物は、水中に適した根と土に適した根があるので、土に植わっていた植物をそのまま植えると枯れます。

ほかの植物は他の場所に植わっていたのものの茎を折って植物ベッドに挿しており、そちらは根っこも出て成長しました。

 

次に、光環境について。

今回育てた植物はトマト以外は強い光が必要ないにはないのですがやはりある程度の光は必要になります。室内ですと、夏だと陽が高いため水槽を窓際に置いておいても日が当たりません。そうすると光量不足になるので植物育成ライトで光を補ってあげる必要があります。

 

最後に、水質悪化に耐える植物について。

今回育てた中ではアンモニアなどの水質悪化に耐えたのがトマトでした。枯れにくくて良いのかもしれませんが植物体が大きくなるのとかなりの光量が必要な植物なため室内で育てる場合は育てる場所やライトの選定等気を付けたほうがいいと思います。

 

水質の測定について

アクアポニックスにおける水質の測定は必須です。

魚から出る排出物とそれを栄養にする植物の間でバランスを取るのが目的ですから、定期的な観察はしないとうまくいっているのかよくわからなくなってしまいます。

1週間に1回、できれば3日に1回くらいはやったほうがいいように思います。

 

 

 

そんな感じで終わりたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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