アルメリアの育て方まとめ

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図鑑・育て方

アルメリアの基本情報

【学名】Armeria maritima
【別名】ハマカンザシ
【科・属名】イソマツ科アルメリア属
【分類】耐寒性多年草/常緑性
【草丈】5cm~50cm(品種による)
【花色】ピンク、赤、紫、白など

アルメリアは、ヨーロッパ、北アフリカを原産とする常緑性の多年草です。

性質は強健で、花壇や寄せ植えにもよく利用されます。

海岸沿いの砂地に生えていることが多く乾燥や塩分には強い反面、蒸れには弱い植物です。

草丈は低いですが、花期になると茎を伸ばしその先に小さな花の集まった球状の花をつけます。

その花の形態からハマカンザシとも呼ばれます。

アルメリアの性質

寒さや乾燥には強い丈夫な植物ですが高温多湿に気をつけましょう

日当たり 日当たりを好む。
用土 蒸れに弱いので水はけのよいもの。
水やり 表土が乾いたのを確認して行う。
温度 耐寒性はあるが夏の高温多湿に弱い。
肥料 開花期(4~6月)、成長期(10月)に緩効性の置き肥か液肥。
病害虫 灰色かび病、根腐れ。
増やし方 株分け、挿し木、種まき。
花期 春先から初夏(4~7月)

春に開花、夏は休眠気味で秋から成長を開始するというサイクルで成長します。

成長の過程で新しい芽が続々と増えるのでこまめな株分けが必要です。

栽培環境

日光を好む植物で、日照が不足する場所で育てると葉が黄色くなり枯れの原因となります。

基本的に砂地の水はけのよい土地に自生している植物なので、蒸れには非常に弱く、根腐れや灰色かび病といった病気にかかりやすくなります。

寄せ植えを行う場合は、水分を多く必要とする植物の隣に植えない等配置に気をつけると良いです。

水やり 夏に注意!

乾燥に強く過湿に弱い植物のため、用土が過湿状態にならないように水やりを行っていきます。

ただ、春の開花期は多く水を必要とするので表面が乾き始めたら水やりを行ってください。

開花後、夏は用土が乾いてからの水やりをするようにしましょう。

肥料

肥料はやらなくても死にはしませんが、開花を控えた3月から4月に肥料を施すと花付きがよくなります。即効性の液肥がおすすめです。

夏の高温が引いた10月頃、来年の開花に向けての成長のために緩効性の肥料を与えてください。

病気と害虫

夏の高温期に水をやりすぎると過湿状態になり灰色かび病や根腐れが発生しやすくなります。

害虫はこれといったものはなく、しいていえばアブラムシが発生するくらいです。

用土(鉢植え)

過湿状態を防ぐために水はけのよい用土を使います。

草花用培養土に赤玉土、鹿沼土、軽石、ヤシガラなどを2~3割混ぜて使うと水はけの良い用土になります。

植えつけ、 植え替え

直根性のため、根鉢を崩しすぎないように植え付けを行います。季節は夏を避け、春か秋に行います。

少なくとも2年に1回は秋に株分けします。芽が混みすぎると過湿を招き、病気の原因となってしまいます。

ふやし方

株分け:主に株分けでふやします。株元は1本ですが、掘り上げたら縦に切り裂くように株を分けます。

さし芽:パーライトや鹿沼土などにさします。

タネまき:春か秋に種をまくと翌春には花を楽しむことができます。発芽させる際は土を薄くかけておきます。

受粉について

家庭で受粉させて種を取ることが可能です。ただ、自家受粉はしにくいので異なる品種を近くに植えておくと受粉しやすくなります。

 

アルメリアの成長記録

アルメリア成長日記 | その1 植え付けと開花

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