前回の記事でパフィオペディラムの交配を行いました。それから2か月ほど経過して変化が見られたので記事にします。
前回の記事
パフィオペディラムの交配をやってみた |その1 交配作業
パフィオペディラムの交配の仕方を教わった 先日世界らん展2020に行った折、望月蘭園の方にパフィオの交配の仕方について教えていただきました。 簡単に言うと… パフィオには生殖器官として雄しべと雌しべが一体となっているずい柱が花のリップの付け...
5月中旬 受粉から2か月後 結実した(たぶん)
世界らん展でお迎えしたパフィオペディラムを交配してから2か月が経過しました。
交配前のお姿はこちら。綺麗な発色、そして整った形をした株です。
このパフィオペディラムはとても花持ちがよくて、交配作業後も2週間くらいは咲いてくれていました。
その後、花がしおれて取れて現在は種の鞘が残ったこんな状態です。
鞘の拡大です。鞘を覆っていた皮のような部分は茶色く枯れてきたので少し剥いてみました。
なんだかこれは結実していそうな予感がします。
鞘には筋がいくつか入っています。種が収納される部屋が鞘の中で分かれていそうです。
鞘の部分を横から見た図。中央部が少々膨らんだ形をしています。
交配前の鞘の部分はこんな感じです。
鞘の色は若干緑が濃く変化しているように見えますが、大きさにそんなに変化は見られないように見えます。
こちらはしおれて取れてしまった花。
花びら同士の結合は強く、花の形のままドライになっていました。花びらが厚いので、ドライにしてもそこそこ厚みがあります。
今後について
とりあえず結実したように見えるパフィオペディラムですが、種が成熟して蒔けるようになるのは秋以降。
十分に成熟すると、鞘がはじけて中から小さな種が出てきます。
種まきをしても発芽させるのがなかなか難しいようなので、それまでに蒔き方を調べておこうと思います。
あとは、葉の色が少し悪いので生育環境を工夫したいのと、鉢が小さそうに見えるので植え替えもしたいです。
種を抱えた状態で植え替えをすべきなのか等、ちょっと分からないことも多いので調べつつ手探りで管理していきます。
パフィオ交配の記事一覧
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