沖縄レポート第二弾。
今回は東南植物楽園についてです。
東南植物楽園について
ユスラヤシを始め、およそ3000本のヤシと熱帯の植物を集めた植物園です。
開園から50年ほど経っており、他では見られないような巨大な植物を見ることができます。
水上楽園と植物園にエリアが分かれています。
入園料は大人1500円 カートで水上楽園内をめぐってくれるガイドツアーは+300円です。
このガイドツアー、植物の様々なことを楽しく解説してくれるのですごくお勧めです。
いよいよ園内へ
こちら、駐車場前にあるモニュメントです。フォントがいい味出してます。
入場券を買って、早速ガイドツアーに出発。係員さんに解説してもらいながら水上楽園へ進みます。
一番に案内してもらったこちらはユスラヤシ。
このヤシは幹を一回り覆うように葉が付いており、葉っぱがはがれると幹の横線となって残ります。
このヤシは根元のほうが横線の間隔が広いです。なぜかというと若い頃は鉢植えで十分に肥料をもらって育っていたためよく成長したからだとか。
地植えになってからは成長が鈍り、上のほうの幹は横線の間隔が狭くなっています。
パンノキ。ブラジル出身のガイドさんの幼いころの主食だったそうです。
実を蒸したり焼いたりするとパン…というかイモのような味がするとか。
ヘリコニアの仲間。
ショウガ目の植物。ゴクラクチョウカに花が似ています。
これもショウガ目の植物。名前忘れちゃいました…この花芽の先端は少し甘みがあって食べられるそうで、ガイドさんはおやつとしてよく食べていたと言っていました。
巨大なリュウビンタイ。
年代物のトックリヤシ。年数が経つとトックリヤシは胴体にくびれができてくるらしい。
斑入りのゲットウ。かわいい花が咲いています。
ゲットウもショウガの仲間です。
トックリキワタ。トックリヤシのように胴体がふくらんでいます。花が咲いて中に綿のつまった実をつけます。
垂れ下がり型のハイビスカス。
サンダンカ。ここまで成長すると草ではなく低木感が出てきますね。
巨大なアナナス。直径1メートルくらいあります。これは樹齢30年くらいだそうで、もうすぐ花が咲くかも?と言っていました。
タコノキには実がなっています。
ガジュマル。気根がものすごいことに。ランが着生しまくってます。
ガジュマルは次々と気根を地面に下ろし、ある日、元の幹が枯れることがあるそうです。そうなると木が元の位置が移動することになるので「歩く木」と言われているとか。
旅人の木。
名前の由来は、背が高くなるために旅人がオアシスの目印にしたためだとか。以前、葉っぱが雨水をためる構造になっていて旅人がのどを潤したと聞いたこともあるので諸説ありといったところ。
パイナップルの実がなっています。小さい頃は赤いんですね。
ドラゴンフルーツ。
アロエのような幹から突然実がなっていて不思議。
これはグアバ。
バナナもたくさん。
バナナはショウガ目なので、実はショウガとかの仲間だったりします。
巨大なリュウゼツラン。ここまで成長するには100年近くかかるので、テキーラはそこそこお値段するそう。
竜血樹。絶滅危惧種に指定されているそうです。
アガベ アテナータ。群生していてかわいい…!
ハスと睡蓮の池。ハスの花が見ごろでした。
ハスは水面より上に葉を伸ばし水をはじきますが、水連は水面に葉を広げ、葉っぱは濡れています。
水辺に生えるバナナのようなこの植物、ティフォノドロムといいます。実際にバナナのような実もなるんですが毒性があるそうで…実はクワズイモの仲間らしいです。
水辺にあるバナナっぽいものには気をつけろとのこと。
ガチョウの仲間の鳥もいました。嘴に牙があってちょっとこわい。
水上楽園はジャングルに生えていそうな草花や水生植物がたくさんありました。
ガイドさんはブラジル出身の方で、これらの草花はブラジルでは雑草と同じくらいそこらへんに生えてるとのこと。
さすがブラジルです。
ガイドさんは幼いころはスラムに暮らしており、貧しかったので食べられる植物をよく森で探していたそうです。
カピバラを捕って食っていたとかいろいろワイルドで面白い話も聞かせてもらいました。たくましい。
日本の豊かさを感じたとともに、この豊かさが崩壊したときに自分生き残れるのかいな…と思ったのでもうちょっとたくましく生きるようににしたいものです。
さて、お次は植物園です。
ブログ内の沖縄の記事
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コメント
東南植物楽園をバスで訪れたいと思って検索しているうちにこちらに辿り着きました。
遠くてバス+徒歩の道のりも面倒で、どうしようかと思いましたが、こちらの美しい
写真(やはり植物に関心のある方の写真は違いますね)を拝見しているうちに、やはり
訪れたいと思うようになりました。
ありがとうございました。
sawa様
ブログをご覧下さりありがとうございます。
沖縄の植物園をレンタカーなしで訪れるのはなかなか交通機関のハードルが高いです…が、訪れるだけの価値がある植物園だと思います。
本州にはなかなかないものが見られます。
ずいぶんと返信が遅くなってしまいましたが無事訪れていらっしゃいましたら幸いです。