生ライチとやらを買ってみた
近所のスーパーで野菜を物色していたところ、生ライチとやらを見つけました。
ライチといえばバイキング等のフルーツコーナーで冷凍されたものを見かけたりしますが、今回買ってきたものは冷凍されていないそうです。
ライチは収穫後すぐに品質が落ちてしまうので冷凍ものの流通が今までは主だったのですが、冷蔵技術の発達により、日本でも生ライチが出回るようになりました。
1年のうち、初夏の時期のみ出回るようですね。
品種は「妃子笑」。グリーンのベースに少し赤色が入る品種です。
食べてみると…これは…すごくおいしい。
冷凍されたものと比べ物にならないほど香りがよく、果実がみずみずしいです…!
かの楊貴妃や篤姫もライチにハマっていたというのも納得です。
種はこんな感じ。
今まで見たことのあるライチの種はもう少し丸い楕円形をしていましたがこれは細長いですね。
品種によって種の形は随分違いがあるようです。
産地は台湾、中国の南部等暖かい地方です。
中国に生えているライチの樹。
こんなにたくさんの実がなるんですね…!見た目サクランボのようです。
ここまで行くのはなかなか大変でしょうが憧れます…!ライチ食べ放題じゃないか…!
ライチの育て方
それではライチの育て方の紹介です。
基本的性質
中国原産の亜熱帯果樹で寒さに弱いので成木になるまでは冬は室内に取り込みましょう。
基本的に生育旺盛で放っておくと10メートルを超える大木になるため、適宜剪定することをお勧めします。
日当たり | 日当たりを好む |
用土 | 水はけのよいもの。弱酸性を好む。(市販の培養土に鹿沼土やピートモスを3割ほど混ぜてもよい) |
水やり | 水を好むので真夏は朝晩。冬は乾かし気味にすると花芽分化する |
温度 | 5℃以上を保つ。成木になったら0℃まで耐える |
肥料 | 暖かい時期に置き肥 |
病害虫 | ハダニ、カイガラムシ |
増やし方 | 実生、取り木 |
品種色々
ライチと一言でいっても沢山の品種があります。
クェイメイ・ピンク
オーストラリア原産の品種。
1果15~45gとそんなに大きくはないが、種が小さいため食べ応えは十分。
食感はサクサクしている。
7月から8月と収穫期が長めなのが特徴。
趣味の園芸の講師 大森先生のイチオシ。
サラシエル
1果15~45g。樹がコンパクトにまとまるので省スペースで育てやすい。
成木になると-5℃まで耐えるなど耐寒性が高い。
チャカパット
果実が大きく食べ応えがある。
食味はやや酸味がある。
真夏の暑さに弱いので、日本だと九州中部以北の栽培を推奨。
妃子笑
数あるライチの中で、かの楊貴妃が好んだとされている。
果皮が緑色でさわやかな味わい。
耐寒性はあまり強くない。
花芽の分化
花芽の分化をさせるためには冬季に土を乾燥気味に管理することが重要となります。
また、10℃ほどの低温に当てて冬の到来を知らせることも必要です。
以上の条件が満たされていれば、春に気温が上がってきた際に花芽が分化します。
分化した花芽が霜に当たってしまうと枯れるので注意。
根の扱いについて
ライチは根が傷みやすく、傷がつくと枯れることもあります。
植え替え時には根鉢を崩さないほうが良いでしょう。
種まきから結実まで
種から育てた場合は長い場合で結実までに10年以上かかってしまうそうです。
ですので一般的には取り木で増やした苗を植えるとのこと。
果樹の促成栽培方法がブルーベリーなんかで行われたりしていますがライチでもできたりするんでしょうか。
情報求む。
種をまいてみる
さて、ライチのおいしさに感動したのでこれは家で育てるしかありません。
それでは早速種を蒔いていきたいと思います。
今回手に入ったライチの種は9個(実は10個あったけど種は一つどっかいった)
果肉を取り除き、植え付け前に半日ほど水につけておきます。
プランターにまとめて蒔くことも考えましたが移植のしやすさを考えて卵パックに蒔くことにしました。
卵パックの底に穴を空け、培養土を入れます。そこにライチの種を一粒ずつ入れて、1センチほど土をかぶせます。
そのあとは水をやって、ベランダの日陰に置いて、水を切らさないよう管理します。
外気温は最低20℃以上あるので数週間以内には発芽してくるはず。
発芽までどれくらいかかるんでしょうか…楽しみですね!
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