日々葉物野菜は食べたいわけですが、買ってくるのは面倒くさい。育てるにしても、植えて収穫してまた植えてというのは面倒くさい。
ものぐさな管理人としては、一度植えたら長い間収穫できるやつがほしいわけです。
その願いを叶えてくれる野菜がこちら。「サンチュ」です。焼肉レタスという名称で売られているんですな…
サンチュは次々に葉を出しながら縦方向に伸びていく植物で、適宜葉をむしって食べます。一度植えれば株が元気なうちは必要なときに葉を収穫できます。
しかし高温時に生育不良が出やすく花が咲いてしまうので、「秋までずっと一株で」というわけにはいきません。まあ、3月前後、8月末に種まきをするだけで数カ月間はとれたての葉物野菜を収穫できるということでとても有用なのではないでしょうか。
それでは育てていきましょう。
成長記録
2022/4/29 種を水につける
4月も終わろうという日、やっとのことで園芸店でサンチュの種を見つけたので買ってきました。今まで探してはいたのですが、どこにも売っておらず手に入れるのが遅くなってしまいました。
時期的にもう少し早くても育つので、早くから収穫したい場合は早めに栽培を開始するといいと思います。
種は長さ3ミリ、幅1ミリほどで黒っぽい本体に白めの皮が被っています。
水に漬けまして数日待ちます。
水に漬けた2日後には芽が出てきまして、5日も経つとこのように葉まで展開してきます。お店で売られているスプラウトのようになりました。種があんなに小さかったのに生育旺盛過ぎてびっくりします。
このまま水に入れて観察していてもしょうがないので、培養土を入れたポットに植え込みました。
2022/5/17 開始から18日 本葉が展開
ポットに植え込んで10日あまり。双葉はすっかり大きくなり、本葉も展開してきました。
葉の大きさは長さ2センチ、幅1センチ。ちょっと前までスプラウトだったのに、すっかり苗になりました。
2022/5/31 開始から32日 サンチュ感が出る
さらに2週間後。葉がぐんぐん大きくなり波打ってきました。
小ぶりながらすっかりサンチュ感が出てきました。
ポットが小さすぎて窮屈そうなのでそろそろ鉢へ植えかないといけません。
2022/6/14 開始から46日 鉢へ植え替え
さらに2週間後。ぐんぐん成長しましてずいぶんとサンチュらしくなってきました。葉の長さは10センチを超えています。
毎日ボーっとしていて植え替え忘れていましたが、いい加減植え替えていきます。
ポットから抜いてみます。白くて元気な根がびっしりと張っています。
元気そうなものを2株、培養土を入れた30センチほどの鉢に植え付けました。
サンチュはキク科なのでアブラナ科と一緒に植えると双方の作用で害虫を遠ざけてくれるとのことなので、そのうちルッコラあたりの種を蒔いていこうと思います。
今回植え付けなかった苗は洗って食べました。抜きたてなので新鮮です。
少々の苦味があり、ロメインレタスに似た味。シーザーサラダドレッシングがよく合うのではと思っています。
植え替えたのでここからぐんぐん大きくなってくれるはず。とはいっても夏が近いのでいつまで収穫できることやら。やはりもう少し早く種を手に入れるべきでした。
2022/7/9 食べるのに十分な大きさに
植え付けからひと月あまり、次々と葉を出し大きくなってきました。日に日に株が太っていく様子は見ていてウキウキしてきます。葉も厚くなってきていよいよ食べ頃でしょうかね。
収穫は株の下の方の葉から食べられるものをちぎっていきます。一番下の葉はもう枯れかかってきているので取ってしまいます。そのままにしておくと腐ったりしてよくありませんので。
葉をよく見てみると細かな点々が。
これはアザミウマの仕業ですね…。近くに植えたトマトにもたくさん出ていたのでこちらにもやってきたようです。引っ越しに伴い今年からベランダではなく1階の庭での栽培をしているのですが、やはりベランダより圧倒的に虫が多いです。
ちょっと見た目が悪いので、殺虫剤(オルトラン水和剤)を吹きかけておきます。
その後、アザミウマは収まったのですが続いてイモムシが出てきたりして結構害虫との戦いの日々が続きます。
2022/7/28 トウが立ってきてしまった
8月が近づき夏本番といったところですが、サンチュの成長はまもなく終盤のようです。
ご覧の通り、株が縦方向に伸びて花を咲かせる準備を始めています。いわゆるトウ立ちというやつです。まだいくらも葉を食べていないのにトウが立ってしまうとは…
まだ花穂は出てきていません。
夏に枯れる(予定)まで本記事に追記していきます。
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