奇跡の星の植物館へ行ってきました 2019

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植物園

2019年6月頃、兵庫を訪問した際に淡路島にある奇跡の星の植物館へ連れて行っていただきました。

展示物が工夫されており、とても見ごたえのある植物園でした。

この記事では、植物館の各展示室、企画展の紹介を行っています。

奇跡の星の植物館について

「人が木を植え、再び、緑の森をつくりあげる。」
そんな構想から生まれた、兵庫県の淡路島にある「淡路夢舞台」を構成する植物園です。

奇跡の星の植物館のほかに、淡路島国営明石海峡公園、国際会議場、ホテル、プロムナードガーデン、野外劇場などの施設が併設されています。

公式ページ

立地

明石海峡大橋を渡り、淡路島に入ってしばらく走ったところにあります。

三ノ宮駅から直通のバスも出ています。

交通アクセスについて詳しくはこちら

入館料

入館券 特別展開催時
一般 600円 (団体 480円) 1500円
(団体1200円)
シルバー(70歳以上) 300円 (団体 240円) 750円(団体600円)
シルバー(65〜70歳未満) 600円 (団体 480円) 1500円
(団体1200円)
・身体障がい者手帳
・療育手帳
・精神障がい者保健福祉手帳
大人150円
(団体 120円)
介助者 無料
大人370円
(団体300円)
介助者 無料

 

館内の様子

受付で入館料を支払い、温室へ向かうエスカレータ下に今回の企画展のミニスペースが。

今回はハプスブルグ家のバラがテーマでした。

 

フラワーショースペースにはマリア・テレジアゆかりのシェーンブルン宮殿をイメージした庭が、屋外のローズガーデンにはマリー・アントワネットの庭がそれぞれ作られています。

宮廷文化を造り上げたマリア・テレジア、薔薇や自然を愛した王妃マリー・アントワネット、薔薇の葉はと呼ばれナポレオン皇妃のジョセフィーヌ等花と緑の文化を生んだ女性たちの花のある暮らしを再現します。

淡路島観光ナビより引用

プランツギャラリー

多肉植物はじめ、乾いた環境で生きる植物をメインとして構成されたガーデン。

ところどころにオブジェも配置されています。

巨大な斑入りのリュウゼツラン。

ソテツの仲間のホリダス(たぶん)。立派な株です。

 

かなり年数が経ち、すっかり木になったアロエ。ディコトマ…かな?

 

良く育った立派な植物が配置されているのでとても見ごたえがあります。

トロピカルガーデン

熱帯のカラフルな植物を中心に構成された庭です。

 

巨大なヒカゲヘゴ。ここまで大きくなるとヤシの木みたいですね。

 

立派なヒスイカズラの棚もありました。

ヒスイカズラはいつ見ても幻想的で美しいですね。

 

垂れ下がる美しい花を咲かせるメディニラマグニフィカ。

 

赤い色のものもあります。熱帯の宝石といわれているとか。

 

アンスリウム・シェルツェラーヌム。和名はベニウチワ。

肉穂花序がらせん形をしており面白いです。

 

個人的に大好きなバンダ。美しい…

 

全体的に元気に良く育っていました。

癒しの庭スペース

「癒し」をキーワードにアート作品が展示されています。

今回は、畳1畳分ほどのパネルに日本の庭文化を表現した作品が展示されていました。

作成は海外からの留学生の方だそうです。

日本人ですらあまり知らない文化を理解し、表現しています。

 

癒しの庭スペースに入るのかはちょっとわからないのですが、こんな庭も。

波打った壁面のくぼみに土が入れられ、植物が植えられています。

植物は横方向に伸び、重力がおかしくなったような感覚を受けます。

 

このような形の壁面緑化も面白いですね。

フラワーショースペース

フラワーショースペースは、テーマにより植栽がガラッと変わります。

今回のテーマは「マリアテレジアの庭」。

シェーンブルン宮殿の庭をイメージしているそうです。

ハプスブルグ家にまつわる人々の名前のバラや、海外から持ち込まれた珍奇植物を主として構成されています。

 

こちらはシェーンブルン宮殿の庭ですが…なんとなく雰囲気は似ているでしょうか。

 

手前の黄緑色の花がくるっとした模様の形に植え付けられているのがそれっぽいですね。

 

 

花と緑のある暮らし スペース

日本風の庭園など、日本の植物文化を中心に展示しています。

市松をモチーフにした庭。伝統的な雰囲気を持ちつつモダンでかっこいいですね。

 

浮世絵に描かれた「花くらべ」のように並べられた植木鉢。

 

江戸時代に描かれた植物の絵。

よく見ると植物の種類と出品者の名前が書きこまれています。

展示会的なものの記録でしょうか。

 

近年は和風の住宅も庭も減りましたが、日本が古くから持っている園芸文化を今一度堪能してみるのも素敵ですね。

雲南省の植物

中国、雲南省は植物の宝庫として知られているそうです。

ちなみに雲南省はココ。中国の南西部に位置し、ミャンマー、ベトナム、ラオスと隣接している山岳地帯を中心とした地域です。

 

独特の植物が生息しており、この展示室では中でも世界の花文化を変えた珍しい植物が展示されています。

あまり詳しくは見られていないのですが、ツバキ、パフィオペディルムのようなランなどなど様々な植物が展示されていました。

 

雲南省の植物について調べてみると、青いケシの花の記事などにたどり着くのですが、今回の展示室にはなかったような気がします。見落としてるだけかもしれません。

フォトギャラリー 「青いケシ」  Blue Poppy Photogallery

公式ページの展示室紹介ページには青いケシの写真が載っていました。

 

最後に

様々なテーマを扱う見ごたえのある施設でした。

アート作品を展示していたり、日本文化の紹介をしていたり、植物の紹介にとどまらず文化的な観点から見ても楽しめる植物館となっていました。

フラワーショースペースは展示によってまるで様変わりするので、何回訪れても楽しめると思います。

ブログ内の植物園訪問の記事

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