8月末 種の発芽を試みるも…
8月中旬、沖縄を訪問した際に木の根元に落ちていたコバテイシ(モモタマナ)の種を拾ってきました。
植えようとしたところ、種がやたらと軽いことが気になり種を割ってみると…中がスポンジ状になっており、これは発芽しそうにありません。
コバテイシ(モモタマナ)の結実は7月に実っていたという記述も見ましたが、だいたい11月頃なようです。
というわけでおそらくこれは昨年以前に実った実ではないかと思われます。結構種の寿命は短いということでしょうか。
8月 苗を取り寄せてみた
種の発芽を断念したので、通販で苗を取り寄せてみました。届いたのはこちら。
樹高はおよそ30センチくらい。
葉っぱの表面はマットな感じです。記憶によるともっとつやつやしていたような気がしますがこれから変化していくんでしょうかね。
幹は一本立ちで形状的にもまだコバテイシらしさは出ていません。
まだ暑いのでベランダで直射日光の当たらない場所で管理しました。1
10月 2か月後
上部から大きな葉っぱが出てきました。
少し、コバテイシらしさが出てきたでしょうか…葉っぱも心なしかつやつやしています。
その他変化したことといえば、幹の上の方から1本枝が出てきたことです。これから続々と出てくるんでしょうか。
そろそろ寒くなるので室内に取り込み、できる限り暖かくして無事に冬を越せるよう管理していきます。
2月 半年後の様子
冬の間、日当たりの良い窓辺で管理していたところ、こんなにモリモリにに育ちました。
草丈は10センチ以上大きくなり、葉の数が増え、出ていた枝も大きくなりました。
若葉とは異なる様相の葉がきました。大きさは手のひらと比較してこれくらいです。
横に張り出した枝の先からも沢山の葉が出てきています。
コバテイシは沖縄では大きく横に広がり日陰を作る樹木として利用されるのでこれから続々こんな枝が出てきそうです。
ちなみに、このように縦よりも横方向に広がる樹形を添伸形といいます。
葉の付け根部分には蜜腺があり、蜜が出ています。
現地ではコウモリが実をかじりに来てついでに受粉することが多いそうなので、コウモリを呼び寄せているのかもしれません。
そろそろ開花の時期ですがそれらしきものが出ていないところを見ると今年は咲かないようですね。
花はこんな感じで穂状に咲きます。
冬の間管理していて不思議に思っていたのが、一向に葉が落ちないこと。
今までに小さい葉っぱが3枚しか落葉してません。
日当たりもよかったし、暖房が効いており暖かかったからでしょうか。
寒さで落葉した葉を熱帯魚の水槽に利用していようと思っていたのに完全にアテが外れました。
6月 10か月後 植え替え
暖かくなってきた5月頃から屋外に出しての管理を開始しました。
直射日光を避けて鉢を置いたら日光の方向にすっかり曲がってしまいました…
葉っぱはもう手のひらくらいの大きさがあります。つやも出てきてすっかり大人の葉です。
今のままだとバランスが悪いので、植え替えを行うことにしました。
鉢から根を抜いて、水で洗いました。
今回用土に使うのはベラボン(ヤシガラ)です。根の成長を促進させたい!
元肥にはマグアンプKを入れ、6号のスリット鉢に植え付けました。
地上部に比べて鉢が小さい気もしますが根の大きさ的にこんなもんでしょう。
すくすくと成長してくれることを祈ります。
続きはこちらです。
コバテイシ(モモタマナ)の記事一覧
コバテイシ(モモタマナ)の育て方
コメント