アクアポニックス日記④ここまでの反省と今後の方針

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実験

アクアポニックス日記、第4回です。

勢いでアクアポニックスらしきものを始め、少しの間運用してみて「とりあえず始めてみたい欲」が満たされたので、ここらから環境の改善や効果測定なりしていきたいと思います。

というのも、ブログを読んでもらった熱帯魚オタクの弟にいろいろと入れ知恵してもらったからです。

やはり持つべきものは熱帯魚オタクの弟ですね。では、今回も始めていきます。

 

現在の水槽の状況はどうか

現在こんな感じです。

 

 

 

水槽と水

一面緑のコケに覆われました。

この、緑のコケは水中の硝酸塩の濃度が上昇すると発生し、日光により成長するようです。

石巻貝を1匹、5日ほど前に導入したのですが、一面のコケを取りきるには至らず…

テトラの試薬で水中のアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を調べたところ、以下のようになりました。カッコ内は、アクアポニックスさかな畑さんで推奨している各要素の濃度です。

  • アンモニア  ほぼ0(0.5mg/L 以下)
  • 亜硝酸塩  ほぼ0(0.5mg/L 以下)
  • 硝酸塩  250mg/L(10mg/L  以上)

アンモニア、亜硝酸塩はほぼ0で、緑色のコケが生えたことからもわかるように硝酸塩が非常に高い状態です。

 

※ちなみに計測に利用した試薬はこちらです。アクアポニックスを効果的に運用するためにぜひ導入をお勧めします。

アンモニアの計測 … テトラ (Tetra) アンモニア試薬NH3/NH4 25回分

亜硝酸塩、硝酸塩の計測 … テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙

どちらも簡単に計測が可能です。

 

金魚

クリスは元気です。少し大きくなりました。

うんこしすぎ、餌食べすぎです。

 

植物ベッド

相変わらず光が足らず、ひょろひょろに育っております。

植物体自体はそんなに大きくなっていないように思います。

 

 

以上から分かること

問題点

そもそもアクアポニックスというしくみは、金魚が生きる上で出すアンモニアを植物ベッドやろ過材の中にいる分解バクテリアがアンモニア⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩まで分解、そしてそれを植物が吸収し成長する仕組みでした。

 

 

 

アンモニア、亜硝酸塩がほぼ0なのに対し硝酸塩濃度が高いことから、アンモニアから硝酸塩への分解は行われており、分解バクテリアはよく働いてくれているといえます。

問題点は、金魚からの排出に対し、植物の吸収が追い付いてないということになります。

うちの水槽を図解するとこんな感じ。

 

このままだと、水中の硝酸塩濃度が高まる一方です。

硝酸塩は毒性が弱いにせよ有害のようなので、このままの状態が続くとクリスの健康的にマズいですし、アクアポニックスなのに植物が育たないとかもう何のためにやってんだかって感じです。

 

改善案

植物を成長させ、そして水中の硝酸塩濃度を下げなくてはなりません。

方針は2つ。

 

  1. クリスの排出を減らす
  2. 植物が成長できるようにし硝酸塩吸収量を増やす
1について

クリスがよく餌を食べるもので朝晩とえさをやっていました。

これからは朝だけにします。

2について

農林水産省のサイトによると、植物は光合成によって作った炭水化物と根から吸収した硝酸塩などを合成してアミノ酸等を作り体を成長させるため、日光が当たらないと根っこから硝酸塩などを吸収しても利用されず成長できません。

十分な量の硝酸塩があるにも関わらず、日光が足りていないため植物が成長できていないようなので、光を当てて光合成を促進しようと思います。

また、光合成して硝酸塩を吸収できるようになってもそもそも植物量が足りていない可能性があるので植物の数を増やします

植物によっても硝酸塩の吸収量が異なるようなので、吸収率の多い植物に変えることも後々検討したいと思います。

 

 

 

さて改善しよう

前項を踏まえ、えさの回数を減らし、水槽の上にライトを設置しました。

植物の増加についてはちょうどいい芽が出ていなかったのでおいおいやっていきます。

見た目はこんな感じになりました。

 

継続的に硝酸塩などの数値を追っていきたいと思います。

これで改善できればいいのですが…

弟からそもそもこの規模の水槽でアクアポニックスするのは厳しいのでは?との意見ももらっているので水槽でかくするかもしれません。

 

 

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