ヘリオトロープの育て方
寒さや乾燥には弱い植物なので、冬はできるだけ屋内へ取り込みましょう。
庭植えにした場合は鉢ごと植えて冬季には掘りだして室内へ入れるという方法もひとつです。
日当たり | 日当たりを好む。 |
用土 | 普通の培養土。 |
水やり | 水切れに弱いので水を切らさないように。 |
温度 | 耐寒性は弱いのでできれば5℃以上で管理する。 |
肥料 | 開花期(4~6月)、成長期(10月)に緩効性の置き肥か液肥。 |
病害虫 | 特になし |
増やし方 | 挿し木 |
花期 | 春先から初秋(4~10月) |
温かい間は花が咲きます。
本来四季咲き性のため、冬季でも温度さえ維持できれば花は咲くはず。
栽培環境
日光を好む植物なのでできれば日なたに置くのが良いです。ただ、対暑性はそこまで高くないので真夏の直射日光は避けたほうが無難です。
ただ、水切れには気をつけてください。
水切れに弱い 夏に注意!
乾燥に弱い植物です。乾燥してしまうと葉がカサカサに黒くなり落ちてしまいます。
暑さにもさほど強いわけではないので夏は特に注意しましょう。
ただ、冬の間は生育が止まりますので水は控えめに与えてください。
肥料
肥料はやらなくても死にはしませんが、真夏を避けて3月から10月頃に肥料を施すと生育がよくなります。
冬季は必要ありません。
病気と害虫
特にありません。
用土(鉢植え)
水はけがよすぎる土は水切れを招くので、一般的な草花用培養土に植え付ければOK。
植えつけ、 植え替え
ポット苗が出回る春、または花が一通り咲き終わった秋に植え付けます。
根鉢を適度に崩して植え付けを行います。
種は春に蒔きます。発芽適温は20℃ほどです培養土に種を蒔き、1.5センチほど覆土します。
発芽までは15日前後かかります。
ふやし方
さし芽:パーライトや鹿沼土などにさします。
切り戻し
次々に脇芽を出しよく成長するので草姿が乱れがちです。
春の花がひと段落した後に切り戻しを行いましょう。花後に定期的に切り戻しを行うと綺麗な姿を長く楽しむことができます。
ヘリオトロープの生態
【別名】コウスイソウ、コウスイボク、キダチルリソウ、ニオイムラサキ
【科・属名】ムラサキ科キダチルリソウ属
【分類】一年草、多年草、小低木/常緑性
【草丈】20cm~100cm(品種による)
【花色】紫、白など
ヘリオトロープは、甘い香りを発する花を咲かせるハーブです。
その甘く懐かしい香りは古くから親しまれ、香水などにも利用されてきました。
和名として香水草という名前があるくらいです。
日本で出回っているのは「コモンヘリオトロープ」と「ビッグヘリオトロープ」で、前者のほうはペルー原産で強い香りを発します。後者のほうはヨーロッパ原産で香りは弱いですが見ごたえある花を咲かせ、園芸店などで多く出回っています。
性質は冬の寒さに弱く、冬越しがなかなか難しい植物ではありますが、冬越しに成功すれば大株になっていきます。
ヘリオトロープの花
小さい花が寄り集まってこんもりとした塊を作ります。
咲き始めは濃い色をしていますが咲くにつれて色が薄くなっていきます。
一つの花は3日くらい咲いた後しおれます。
ヘリオトロープについての豆知識
名前の由来
ヘリオトロープを利用した香水
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