フィカス ウンベラータの育て方と育成記録

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図鑑・育て方

管理人の実践に基づく管理マニュアルです。日々アップデート中。

基本の育て方

基本的に育成は容易です。

最低限冬は屋内に入れ、室内でも明るい場所に置いて水を切らさないことがポイント。

日当たり 日当たりでよく育つ。屋内の明るい場所でも可。
置き場所 屋外、屋内管理どちらも可。冬は屋内へ。
用土 水はけのよいもの(赤玉7:腐葉土3やベラボン等)
水やり 土の表面が乾いたらたっぷり。受け皿の水は捨てる。冬は乾かし気味に。
温度 寒さに弱く10℃以上が無難。
肥料 4~9月の暖かい時期に置き肥。
病害虫 ハダニ、根腐れ、低温に注意。
殖やし方 春から秋の暖かい時期に挿し木か取り木。

 

育て方のポイント

 

置き場所

耐陰性があるので一年中室内でも育ちますが部屋の奥の方等あまりに暗い場所だと葉っぱが次第に黄色くなり落ちてしまいます。

室内で育てる場合は明るい窓際がお勧めです。あまり窓に寄りすぎると冷気で傷むことがあるので調節してください。

暖かいうちは屋外で日光に当てて育てるほうが大きく丈夫な葉が展開します。

屋内から屋外に移す場合は葉焼けを防ぐために1,2週間かけて徐々に日なたに移動してください。

真夏の直射日光に当たると葉焼けすることがあるので気になる方は遮光を。

または真夏の期間だけ日陰に置きましょう。

 

 

 

 

用土

だいたいどんな土でも育ちますがある程度水はけのある土に植えると良いです。

肥料を与えるとぐんぐん育つので元肥はぜひ入れましょう。

土は以下のようなものを利用します。

 

観葉植物の培養土に赤玉土を2割ほど加えたもの

赤玉土を加えることで土が粒状になって水はけがよくなります。

根腐れ防止のためにゼオライトなどを配合するのもいいと思います。

屋内に入れることを考えると有機質(腐葉土や堆肥)を混ぜないほうが良いかもしれません。

有機質が混じっていると虫が沸く可能性もあります。

 

 

ベラボン(ヤシの実チップ)

ヤシの実チップです。軽いです。

水を吸うと膨らみ乾くと縮む性質があるので根っこの伸長に良く、根腐れも防止してくれるようです。

 

 

ちなみに、管理人おすすめはベラボンです。

根っこの伸長が良いとやはり葉っぱもよく成長します。

土による成長の違いについてはこちらの記事でゆるく検証しています。

【100均植物の成長】ウンベラータをベラボン植えにしてみた② 2か月後

 

元肥は肥料焼けがほぼ起こらないためマグァンプKをお勧めしています。

 

植え替え

ウンベラータは非常に根の良く伸びる植物ですので2年に1回は植え替えをしたいところです。

適期は春から初夏にかけてです。

水をやって吸収が悪くなっていたら根詰まりを起こしている可能性があります。

根詰まりを起こすと根腐れにつながりますし根っこが十分に水を吸うことができません。

 

根っこが張っていて鉢から抜けにくいので植え替えの際はスコップ等を鉢の周りにぐるりと入れ、鉢からはがしていきます。

 

鉢から取り出したのち、古い根を整理します。

 

定期的に一回り大きい鉢に植え替えるか、鉢を大きくできない場合は抜いて根を整理して再び植えなおしをしてください。

 

 

 

剪定

剪定をしないと枝分かれせずに一本で上にひたすら伸びます。

枝分かれをさせたいときには剪定を行いましょう。

春から秋の暖かい時期にに枝の先端を切ると、切った付近から2,3本の枝が出てきます。

 

剪定を繰り返すことで枝の数を増やしていくことができます。

枝はすぐ出てきて伸びるので枝ぶりが気に入らなかったら気軽に切って整えると良いです。

ちなみにこれくらいバッサリいっても問題なく回復します。

 

屋外管理をすると特に成長が早いです。

気温が10℃以下にならない春先から屋外に出しておくと2か月半ほどでここまで葉が出ます。

 

剪定した部分から出る白い樹液は人体に有害とのことなので手袋をして行うか終わった後によく手を洗いましょう。

 

 

殖やし方

発根させて、用土に植えます。発根のさせ方がいくつかあります。

挿し木

切った枝を赤玉土の小粒か水ゴケに挿しておき、明るい日陰で水を与えます。

暖かい時期なら2週間くらいで発根してきます。

 

水挿し

切った枝の葉っぱを減らし切り口を洗い水に挿しておきます。

 

暖かい時期なら2週間くらいで発根してきます。これが一番楽ですが成功率は50%ほどの感覚です。

水はなるべく毎日交換します。

 

 

取り木

茎にカッターでぐるりと切れ目を入れ皮と形成層を取り除き、白い部分を露出させます。

1mmくらいは削り取る感じです。

湿らせたミズゴケを取り除いた部分と上下数センチを覆うように巻いて、ビニール等で覆いひもや針金で固定しておくと2,3週間で発根します。(画像は仲間のカシワバゴムの木)

 

黒のビニールやアルミホイルで覆って遮光したほうが良いとも聞きますが透明でも発根します。

取り木のほうが水挿しより成功率がかなり高いように思います。

 

 

 

 

病気

ハダニ

屋外管理だと発生しにくいですが屋内だとよく発生します。特に乾燥する冬に多いです。

小さな赤い虫が葉の裏につき、葉がまだら模様になり、やがて落ちてしまいます。

霧吹きで湿度を保つとつかないと言われてますが管理人の感覚だと霧吹きしようがつきます。

薬を吹きかけてしまうのが無難です。

ハダニ退治はこのあたりでしょうか。管理人も試行錯誤中です。

住友化学園芸 ダニ太郎

 

 

根腐れ

酸素不足で根が腐り、根元から腐ってきてそのうち枯れてしまう症状です。以下のようなときに起きがちです。

  • 水はけの悪い土に植えてある
  • 受け皿に水を溜めっぱなしにしてある
  • 植え替えせず根が詰まった状態である
  • 肥料が過剰である

根腐れの初期であれば鉢から抜いて腐った部分を取り除き植えなおすことで生きながらえる可能性があります。

根っこを取り除いているのでそれに合わせて葉っぱも減らします。

水やりを控え、直射日光に当てずに様子を見ます。

 

低温障害

寒い時期に屋外に出しておいたり、冷える窓際に出すと茎と葉がじわりと黒くなって落葉します。

秋口でも急に気温が下がったり雨ざらしになったりすると発症することがあります。

 

窓に防寒対策をするか、置き場所を変えましょう。

黒くなった部分も枝の先端が枯れ落ちなければ春に芽吹いてきます。

 

 

 

 

 

 

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