気づいてみれば一年ぶりの更新となりました。
ひとつ前の記事が丁度1年前の春ごろの記事でしたので、それ以降の1年の成長を写真とともに綴ってゆきます。

バラの品種は「丹頂」
1986年京成バラ園の作出。四季咲きの木立性のバラです。
開花 2018年5月初頭
春先の剪定ののち枝がぐんぐん伸び、春のバラが咲きました。
昨年よりも木が充実してきたためか、大ぶりな花が6輪ほど一気に開いています。
咲き始めはピンク色が強く、その後白色に変化してゆきます。
同じ木から咲く花なのですが、春の花は秋の花と比べると大ぶりで色が薄めな印象があります。
こちらは2年ほど前に咲いた秋の花。
秋は気温が下がっていく過程で咲くので色が濃くなる傾向があるようです。
同じ品種でも随分印象が違ってなんだかうれしくなります。
その後も数個花が咲き、春の開花は終了しました。
花の数は昨年の倍ほどになり、樹の成長を感じます。
開花 2018年9月~
ひと夏越えまして秋バラのシーズンです。
夏に剪定をしなかったため、秋の花はぱらぱらと長い期間をかけて咲いてくれました。
9月にまずしっとりとした色鮮やかな花が。
12月になってもまだ咲いています。9,10月頃の花と比べると白いです。
日照がゆるくなってくると花が白くなってくるんでしょうか。
気温の下がってくる秋に咲くバラの色がそのバラの本来の色らしいのですが、半分夏みたいな9月から12月までの中でも色が変化しているのでどのあたりが本来の色なのかイマイチ分かっていません。
個人的には10月頃に咲く一番色鮮やかな色が好きです。
一つ咲く前のつぼみが折れてしまったのでカットして中を観察してみました。
咲く前の花びらは白いです。開いていくにつれ色が変わってゆくようです。
蕾の中には花びらが幾重にも折り重なり、中心部にはおしべやめしべが見えます。
花の要素がこのつぼみの中にぎゅっと詰まっているんですねえ…
冬剪定 2019年2月
12月に花が終わり、春の兆しが見え始めた2月頭に剪定を行いました。剪定前はこんな感じ。
今年もザクザクと枝を切ってゆきます。
そこまでベランダに広さがないため、残す枝に芽が付いていることを確認し、枝を全体の1/2から1/3の部分で刈り込んでいきます。
木をどんどん大きくしたい場合はもっと上のほうで切って構いません。
この時、枝についているの芽の方向に注目します。
基本的に切ったところのすぐ下の芽が一番よく伸びます。
外側に向けて大きく育てたい場合は外側を向いた芽のすぐ上で、コンパクトに育てたい場合は内側を向いた芽のすぐ上で切ると良いです。
今年は少しベランダをすっきりさせる予定で、多少バラが大きくなってもよいので外側を向いた芽の上で切りました。
剪定の後、根元に固形肥料を撒きました。本来なら油粕などの有機肥料が良いらしいのですが虫の発生が怖いので今回は化学肥料を利用しています。
芽吹き 2019年4月
剪定をしてからというもの、たくさんの新芽がむくむくと育ってきています。
今年の剪定もなんとかうまくいったようです。
昨年見られなかった現象が起こっていました。地表から芽が出てきています。
おそらくこれは台木の芽かと思われますので地表付近でカットします。
そのうちつぼみが出てくるでしょうか。
今年の花も楽しみに待ちたいと思います。
今回はここまでです。次回に続きます。

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