冬越しした様子
秋口に室内に取り込んでから、日当たりの良い窓際で一冬を越したレモン。
昨年の秋はこのようにはげはげでしたが…。
室内なので温度は高いし、日当たりも良いので成長してこんな感じに。
すっかり葉っぱが増えたのですが、はげはげになった上部が茂ってしまい木としては不格好になってしまいました。
このままではなんかカッコ悪いしレモンの収穫のためには適切な樹形に仕立てることが必要なので、剪定を行っていきます。
剪定
それでは早速剪定していきたいと思います。
実際に切る前に剪定のポイントなどを。
剪定のポイント
レモンなどの果樹の仕立て方のスタンダードなものとして、開心自然形というものがありまして、今回はそれに仕立ててゆきます。
中央に太い幹が一本ドーンと伸びるのではなく、外側に枝が数本開いた形で伸びている木の形です。図で書くとこんな感じ。
外側に伸びる枝を3本ほど主枝と定め、主枝を枝分かれさせ、樹形を整えます。
主枝から伸びた枝を亜主枝と呼びます。
このような形に仕上げることで、木全体に陽が当たりやすくなり、また管理も楽になります。
実践
それでは実践していきます。
こちらのレモン1号、葉をかじられた関係か地上50センチほどの部分で枝がめちゃくちゃに分岐しています。
また、今まで開心自然形を狙って仕立てていないので中央に幹が一本立ついわゆる「主幹形」に育ってしまっています。
主枝を育てるために、主幹となっている幹をズバッと切り、数年かけて下のほうの枝を主枝として育てていく計画です。
上がかなりすっきりしました。
果たして下のほうの主枝予定の枝は太く茂ってくれるのだろうか…?
同じようにレモン2号に取り掛かります。
こちらも同じく主幹形に育ってしまっているのでとりあえず主幹の上部を切ります。
下のほうの枝を主枝とする予定です。
切りました。
1号よりも枝が長く伸びているので1号よりも木全体として大ぶりな仕上がりとなりました。
続いて針金かけです。
レモンの枝は下に垂れ下がり気味なので、針金で上向きに固定します。
二つとも固定完了。上向きになりました。
最後にいたるところに生えている鋭いトゲを切って作業完了。
気温も上がってきたので屋外に出し、日光に当てて成長を促します。
最後に
種から育てたレモン、随分木らしくなってきました。
木が充実してきたので今年はもしかしたら花が咲くかもしれません。
レモンの花芽はその年伸びた枝につくようなので、今回の剪定の後、伸びてきた枝を注意深く観察しようと思います。
ああ~実がなるのがたのしみですねっ!
続きはこちらです。
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