3月下旬ごろ、園芸店の店先でちょっと変わった花を見かけました。
名前は「ヘリクリサム レッドジュエル」
白い色をしたラベンダーのような葉に小さな赤いつぼみがついている姿がかわいらしく、ついお迎えしてしまいました。
ヘリクリサムレッドジュエルについて
ヘリクリサムは、キク科ムギワラギク属に属する植物です。ものによって一年草だったり多年草だったりします。
今回お迎えしたレッドジュエルは耐寒性多年草となっています。
様々な色のカラフルな花を咲かせる植物で、その花の質感が特徴的です。
というのも、花が開いた時から花びらがカサカサ乾燥した質感をしているため。ムギワラギクの名前の由来になっていると思われます。
ヘリクリサムは「帝王貝細工」という名前で種が出回っています。
また、サントリーフラワーズのコロロもヘリクリサムとは書いてありませんが仲間です。
また、品種によっては葉が白っぽい色をしており、シルバーリーフとして庭に取り入れられることも。シルバースノーという品種がそこそこ流通していると思います。
あとは…ハーブのカレープラントもヘリクリサムの仲間です。そういえばこんな姿でしたね。
ヘリクリサムはヨーロッパを中心に様々に品種改良されています。今回お迎えしたレッドジュエルはイギリスの育種家のボウヤー氏の作出だそうです。
レッドジュエルの元となったルビークラスターという品種は1994年に作出されましたが生産性の問題で安定供給できなかったとのこと。メリクロンの技術により供給できるようになったそうですが、この品種は種ができなかったりするんですかね。
この品種の種云々については調べてもわからなかったので種採取するところまで育てていきたいと思います。
※と思ったらすっかり忘れて花を切ってしまいました…種については来年チャレンジしたいと思います。
成長記録
お迎え(2021/3/22)
近所の園芸店で購入したレッドジュエル。
花茎がたくさん出て、その先に真っ赤なつぼみが固まってついています。
シルバーリーフと赤のコントラストがとても美しいです。ちょっと水が切れ気味で花茎が倒れていますが。
今の時点ではつぼみはぎゅっと閉じている状態です。
これから出かけているつぼみはまだ半分葉に包まれています。葉の表面の毛にまみれている…。
美しいシルバーの葉。裏も表もしっかり白いです。
耐寒性のある植物なので屋外での管理をしていきます。
咲いたかな(2021/4/1)
お迎えして10日ほど、つぼみが開いてきました。
開いてきたといっても花の形状はまだしずく型をしており、ジュエルという名前がぴったりな様子。
花が広がってきた(2021/4/6)
一塊になって咲いていたそれぞれの花の茎が伸びてきて花全体が広がってきました。
また、色も少し薄くなってきたでしょうか。
全体を見ると花茎が伸びまくってなんだか大変なことに。
育ち方これで合ってますかね…?
花の色が褪せてきた(2021/4/12)
日がたつとさらに花の色が薄くなってきました。個人的には4/1くらいの時の赤色が好きなんですが。
もう少し花は開くようですが、この時点で切り取ってドライフラワーにするとだいたいこの形でドライフラワーになります。
真っ赤なつぼみの状態でドライにしたらそのままドライになったんでしょうかね…ひとつやってみれば良かったです。
花の芯が開いた(2021/4/15)
花の色はますます薄くなりまして、花の中心が見えてきました。
今のところ中心部は濃い緑色をしているように見えますが、咲き進むにつれて色が変わったりするんでしょうか。
色が抜けてきたのでカット(2021/4/20)
さらに咲き進みましてさらに色が抜けてきました。
開ききった花の中心部は緑色から黄色に変化してきました。
開いた姿も可愛いのですが、個人的には開く前の色の濃い状態のほうが好きだったりします。早めに切り取ってドライフラワーでも作ればよかったです。
草姿全体はこんな感じにビロビロ伸びております。
育て方を間違えたのかと思うほど花茎が暴れています…。うーん、ポットのまま育てているのがいけなかったか。
花茎の途中から小さな花が咲いてきていました。
花も終わりかけなのでここらで花茎をカットしました。ポットが狭そう。
切り取った花茎はドライフラワーにすべく室内につるしておきます。
それにしても本当に白くなりましたねえ…。
さて、今後は植え替えをしまして株の充実を図っていこうと思います。
耐寒性はありますが夏の暑さはほどほどにしか耐えないようなので夏の管理に気を配らなければ。
というわけで1年目の開花でした。
今回はここまでです。次回に続きます。
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