真っ白のハオルチアが生まれた
斑入りのハオルチアを育てていると時折真っ白な子株が出てくることがあります。
例えばこちら。我が家のハオルチア 旧氷砂糖に出てきた真っ白い子株です。
旧氷砂糖は緑色をベースに白っぽい斑が入る美しい品種なのですが、こちらの子株は「真っ白」です。
これは遺伝子に突然変異があり白くなってしまった「アルビノ」の一種だと考えられます。
このアルビノの子株、とても美しいのですが植物として生きるために必須である葉緑体を持っていません。つまり自分で栄養を合成することができません。
こういった子株を親株から切り離すともともと蓄えられた養分を使い切った時点で枯れてしまうはずです。
今回は、同様に白い子株が生まれてきたハオルチア コモモ錦の株分け苗を観察していきたいと思います。
こちら、白い(黄色っぽいけど)子株が沢山出てきたハオルチア コモモ錦です。
9月中旬に株分けをしました。
分けた子株は白っぽいものが4鉢あり、3鉢は緑色の筋が入っています。1鉢は緑の部分が全くない状態です。
こちらの株たちを室内で植物育成蛍光灯の下で3か月ほど育てました。
白い株を株分けして3か月後
早速ですが緑の筋が全くない苗の株分け後3か月目の様子です。
株分け時からほぼ大きさは変化していません。
数日前までは元気がよく見えたのですが、ある日急にシワシワになって枯れてきてしまいました。
身体の中に蓄えられた養分を使い切ってしまったようです。
親株から切り離しておよそ3か月でダメになってしまうのですね…
こちらはいくらか緑の筋が入っている個体。株は少し大きくなりました。
まだ元気なようです。立派な株になれるでしょうか。
こちらは同時に株分けした斑入りの個体。当然ながら一番よく育っています。
当たり前ですが…葉緑体がないと育てないのですね…。
白いハオルチアの楽しみ方
時折フリマ等で真っ白な子株が売られているのを目にします。
しかし、今回試してみてわかるように、真っ白な個体は長く生きられません。
そういった株を購入する場合は一時的に楽しめるはかないものとして割り切って購入する必要があります。
もちろん親株から切り離さずにいればしばらく生きてくれます。旧氷砂糖の子株なんかはキレイなので管理人は現在子株をつけたままにして鑑賞しています。
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