アメリカデイゴの花

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草花

アメリカデイゴの花が見頃です

6月、梅雨に入り、すっきりとしない天気が続いています。

管理人はなんとなく鬱屈した日々を過ごしていたわけですが…

 

そんな中、散歩の折に近所の公園にとても素敵な花が咲いているのを見つけました。

赤色の花が房で咲いています。

この花は、「アメリカデイゴ」といいます(標識がついていないですが多分あってるはず)

 

毎年初夏頃に一斉に花を咲かせます。

新緑の緑と相まって非常に美しいです。丸い花弁の暗めの赤からのグラデーションがまた良いですね。

この花弁は厚みがあり、しっかりしています。質感はなめらかでしっとりした磁器のよう。

 

花弁を剥いてみます。

中からは雄しべに囲まれた雌しべが出てきました。雄しべは元がつながっており、先端近くで分かれています。

毎年種を拾おうと狙っているのですが、一度も種が付いているところを見たことがありません。

もしかしたら自家受粉はできない樹なのかもしれません。

 

樹は大きく、5メートル以上あるでしょうか。

成長すると10メートルにもなるらしいです。

 

アメリカデイゴについて

せっかくなので、アメリカデイゴについて少し調べてみました。

デイゴとは違うのか

デイゴと聞くと、沖縄の県花にもなっている赤い花を思い出します。

 

このアメリカデイゴ、マメ科のデイゴ属というところまでは一緒なのですが、デイゴとは別種にあたります。

似た花でいうと、こちらは沖縄に生えていたマルバデイゴ。葉っぱがアメリカデイゴよりも丸いのが特徴です。

 

ちなみに、アメリカデイゴは江戸時代に日本に伝来し、鹿児島県の県花になっているそうです。

家で育てられるの?

公園に植わっているくらいなので、家でも育てることができます。

基本的性質

寒さに多少弱いですが関東以南でしたら庭植えも可能。東北以北は鉢植えで冬季は室内に取り込むのが無難。

冬季は葉を落とすこともありますが春に萌芽してきます。

基本的に性質は強健で虫もつきにくいので育てやすいです。

日当たり 日当たりを好む
用土 水はけのよいもの
水やり 真夏は朝晩。春秋は表土が乾いたら。
温度 氷点下は避ける。冷たい風が当たったり霜が降りる場合は囲いを。
肥料 暖かい時期に置き肥
害虫 ほとんどなし。しいていえばアブラムシ。
増やし方 挿し木、実生、根伏せ

剪定について

生育が旺盛なため、冬季の剪定を行うと成長を多少抑制できます。

新しく伸びた枝に花をつけるそうなので、花を沢山見たい場合は剪定を忘れないようにしましょう。

開花と結実

6月から9月に開花、同時期に結実します。

樹から茶色のソラマメのような鞘を垂らすそうです。一度見てみたいものです。

 

 

以上、アメリカデイゴについてでした。

近所で見る植物もいろいろなものがあるので調べてみると面白いですね。

 

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