ガーデンシクラメンのお迎え
昨年秋、近所の花屋よりガーデンシクラメンをお迎えしました。
透き通るような赤い花びらが素敵です。
普通の鉢で売っているシクラメンよりも一回り小さい種類で、ガーデンというだけあって屋外でも越冬できる品種のようです。
冬の間、ものすごく沢山の花を次々に咲かせてくれました。
途中水切れさせてしまい葉っぱが一斉に枯れこむ時期もありましたが、水を与えると勢いを取り戻しまた沢山の花が。
本当に冬屋外でいけるんですね!
シクラメンというとワンシーズンで枯らしてしまうことも多いように思いますが、ちゃんと管理すれば何年も生きるとのことなのでとりあえず2年目の開花を目指して管理していきたいと思います。
育て方
それではガーデンシクラメンの育て方です。
基本的性質
シクラメンの改良種で冬の寒さに強く、関東以南では屋外での露地植えが可能です。
球根植物のため過湿状態にあると球根が腐ってしまう恐れがあるので注意しましょう
日当たり | 日当たりを好む。 |
用土 | 水はけのよいもの。 |
水やり | 表土が乾いたのを確認して行う。受け皿にたまった水は捨てる。 |
温度 | 0℃以上を保つ。霜に当てない。 |
肥料 | 暖かい時期に置き肥又は液肥 |
病害虫 | ハダニ、根腐れ |
増やし方 | 実生(蒔き時10月)、メリクロン |
植え替え | 成長を始める10月から11月に行う |
夏越しの方法
ガーデンシクラメンは夏の暑さに弱いため、真夏の日当たりに水を与えながら植えっぱなし球根が腐って死んでしまう恐れがあります。
というのも、シクラメンの原生地には乾季と雨季があり、日本では夏を乾季と認識するため生育を止め、休眠に入るためです。
冬の間露地植えで楽しんだシクラメンも、気温が上がってきた4月か5月には鉢上げし、夏越しの準備を始めましょう。
夏越しさせるためには夏の間休眠させる方法と休眠させない方法があります。6月頃には始めましょう。
休眠させる
葉っぱをすべて取り去り、水をいっさいやらず、日陰に置いておきます。
気温の下がってきた10月頃から徐々に水をやり始めます。
休眠させない
日陰の涼しい場所に置き、控えめに水を与えます。
休眠させる方法よりもひと月ほど長く花が咲きますが、水加減が難しいので失敗しやすい。
結実させるには
シクラメンの花が咲き、花粉が成熟すると花粉が落ちてきます。
それを指や綿棒で他の花の雌しべにつけてやれば受粉可能です。
自然に受粉もしますが人工授粉のほうが結実の確率が高くなります。
シクラメンの実生苗は親の性質がそのまま出る確率が低いため、自家受粉でできた種から発芽した苗であっても親と異なる性質が現れることが多いようです。
参考:種から育てたシクラメン達
そのため、近年では組織培養により同じ性質を持った苗を量産する技術も進んできています。
8か月後 花後の結実
冬の間沢山の花を咲かせてくれていたシクラメンも、5月になり気温が上がってきたのでシワシワになってきました。
そんな折、株をよく見てみると…
なんか種っぽいものがついていました。
人工授粉はしていないので風か虫による自然受粉でできたようです。
種がシワシワになったのを見計らってちぎり取り、皮を破いてみると、中から小さな種がたくさん出てきました。
種のまきどきは涼しくなった10月以降なので、しばらくは保存しておきます。
この後、本体は夏越しの準備に入るわけですが、今年は休眠させない方法で行きたいと思います。
管理人宅にはハオルチアを夏の暑さから守りたいあまり作成したでかい多肉棚が室内にありますのでそこでひと夏過ごしてもらおうと思います。
ファンがついているため風通しも良いですし、LEDをつけているのである程度光も当たります。
夏は24h冷房をかけているため(これ意外と電気代かからないです)そこまで室内が暑くありません。
さて、これが吉と出るか凶と出るかわからないですが…無事夏を越してくれると良いですな。
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