100均で買ってきたコーヒーも、
前回記事にしたのは3年も前でした。
成長記録
2022/10/16 植え替え、実を発見
しばらく記録を忘れておりましたが、3年前の記事の後も順調に成長しております。
以前、葉焼けにより木の上部分以外の枝が枯れたため寂しい姿になっていましたが…
現在は木の中間部から出た枝も大きく育ち、そこそこボリュームが出てきました。
草丈も鉢植え80センチ程に達しています。
植え替えシーズンではないですが、数年間植えっぱなしだったので一回り大きな鉢に植え替えをしていきたい
鉢からぬくと根がびっしりでした。これはもう少しはやく植え替えをしなければいけませんでしたね。
植え替えの数日後、なんと実を発見しました。
管理人はすっかり見逃してしまいました(汗)
これから寒くなっていく季節、しかも植え替えもしてしまったし果たして実はどうなるのか…?
2023/3/3 実がすっかり大きくなる
管理人の心配をよそに、コーヒーの実は落ちることなく少しずつ成長してくれています。
年が明けて3月にはここまで大きくなりました。
コーヒーの実はおよそ半年くらいで収穫とのことなので、そろそろ実の色が変化する成熟期に入っていく予感。
そういえばこの頃に違う枝にコーヒーの花が咲きました。白い五弁花で、甘い香りがします。
コーヒーは雨季と乾季が分かれている地域では年1回、分かれていない地域では年2回咲くようなので、いつも適当に水やりをしている現在の環境は分かれていない地域と判断されたっぽいですかね。
こちらの花ですが、特に人工受粉なども行わなかったためそのまま枯れて実はできませんでした。屋外で虫に受粉してもらうか、人工受粉をしないと結実は難しいかもしれません。
2023/4/7 実が色づいてきた
4月に入り、
色づき方を見るに、枝の先端から熟していくようです。
さらに1週間後、すっかり実が熟して赤くなりました。そろそろ収穫しても良さそうです。
受粉の後、通常通り半年ほどでの収穫となりました。
コーヒーの実の観察
せっかくですので収穫したコーヒーの実を観察してみましょう。
果実部分を半分剥がしてみたものがこちら。中にはコーヒー豆が2つくっついた状態で入っています。
ちなみに果実は少し甘みがあり、甘いパプリカに味が近いような気がします。それにしても可食部が少ないですね。
ジャコウネコはコーヒーの実を食べてフンをするわけですが、可食部少なすぎてものすごい量食べないと栄養が取れない気がします。
豆の周りにはヌルヌルしたミューシレージというペクチン層に覆われ、その中に硬い皮(パーチメント)、更にその中にシルバースキンがあります。
右の豆はミューシレージ層に覆われています。
左の豆はパーチメントを取り除いたもの。シルバースキンも半分剥がれています。
こちらを乾燥させ、焙煎することでよく見るコーヒー豆が出来上がります。
製法により果肉部分を残したままだったりパーチメントをつけたまま乾燥させたりもします。
今回の収穫はわずか4粒でしたがそのうちの2粒がピーベリーでした。
右2つがそうです。一つの実の中に豆と豆になりそこねたものが入っています。
パーチメントをむいてみました。ピーベリーは通常の豆と比べて一回り小さく、丸っこい形をしています。
ピーベリーは多くても収量全体の20%ほどとされていますが今回は半分がピーベリーでした。
生育が悪いとできるなどなど言われていますが定かではありません。まあ確かに植えっぱなしで肥料も切れていそうですし生育状況はあまり芳しくはないでしょう。
まとめ
以上が今回の収穫でした。
苗をお迎えしてから5年半。木の大きさがある程度になると結実するようなので、有機質をたくさん入れた用土、大きな鉢、適度な水と日光を与えられた充実した環境だったらもう少し早いような気もしています。
兎にも角にも100均で買ってきたコーヒーノキも気長に育てていれば実がなるよということがわかりました。
興味を持たれた皆様も是非お試しください。
次回は収穫した種を蒔いてみようと思います。
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