ボリジ成長記録|その1 苗から開花 ハーブティーを淹れる

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ハーブ

ボリジを育ててみる

いつものように管理人が園芸店を物色していたところ、ボリジというハーブを発見したので購入してきました。日本名はルリチシャ、ルリジサ等。

ミントやバジルほどメジャーではありませんが、何かと役立つようで名前はよく聞くハーブです。

ボリジは星形の可愛らしい青い花を咲かせ、ハーブティーにすると強壮効果があるとされています。古代から勇気を与えると重用されてきたハーブのようで、十字軍の兵士が出陣するときの別れの杯にボリジの花を浮かべたとか。

ハーブは薬効について医学的な根拠が示されないことも多いのですが、ボリジに関してはアドレナリン等を分泌する副腎に働きかけることが分かっているそうです。

また、ミツバチをよく寄せるので蜂蜜の採取に使われ、野菜とともに植えて受粉を助けるコンパニオンプランツとしても活用できます。

今年は庭でイチゴとトマトを育てているので一役買ってもらい、ついでにハーブティーとしても楽しませてもらうとしましょう。

 

成長記録

2022/4/8 お迎えと植え付け

園芸店で買ってきたボリジの苗がこちら。

葉脈の目立つ葉は少し縁が波打っていて、表面に毛が生えています。その毛はどちらかというとちくちくしておりずっと触っていたいという感覚ではありません。

葉がロゼット状に展開しており、大きいもので12,3センチといったところ。

 

ボリジの花は前述の通り受粉を助けてくれるハチなどを寄せてくれるとのことなので、トマトとイチゴの近くに植えてコンパニオンプランツとして活用します。

今年はトマトを10ガロンサイズのフェルトプランターに植えているのでその片隅を借りることにします。

ちなみにトマトの苗の横から出ている草っぽいのはニラです。こちらもコンパニオンプランツの効果を狙って植えています。

 

2022/4/19 成長が早い

植え付けてから10日余り。葉がモリモリ出てきました。

成長が早すぎてトマトを圧迫し始めています。横の方向にも広く育つようです。

高さはトマトの方があるので日光を遮ってはいませんが窮屈そうに見えます。

 

2022/4/25 つぼみが見えてきた

株の中心部に毛の生えた塊が見えます。どうやらつぼみのようです。

 

株はというと、茎立ちしてきました。今までは横方向に広がっていましたがこれからは縦にも勢力を伸ばしていくようです。

 

2022/5/6 もうすぐ咲きそう

その後も茎はぐんぐんと上に伸びまして高さは50センチほど。

一塊だったつぼみの間の茎が広がってこのような姿になりました。

 

背丈はいつの間にかトマトを越えてしまいました。

トマトの成長を阻害しているのか…?とも思いますが、同時に育て始めた別のトマトよりも木の勢いがある気もします。品種が違うので何とも言えませんがお互いに競い合ってよく成長しているのかもしれませんね。

2022/5/8 開花

株の先端の方のつぼみから開花し始めました。

花はピンク色のものと青色のものがあります。この青色はロマンスブルーと呼ばれ宗教画における聖母マリアの服の色に用いられたりしたそうです。さわやかで素敵な色です。

 

青とピンク色のグラデーションになった花色のものもありましたので開花時はピンクでだんだん青に変わっていくと思われます。

なんとなくつぼみの中もピンク色の様子でした。

 

背丈はトマトを余裕で越えて70センチくらいありそうですね…。葉に生えている毛も鋭くなって触ると痛いです。

近所の公共花壇に植えられているボリジは30センチほどだったので驚きです。鉢が大きいしトマトに与えた肥料を吸ってのびのび育っているようです。

株の下の方からは側枝が出てきており、その先でまた花を咲かせてくれそうです。

 

ボリジはミツバチ等を寄せてくれるとのことですが、観察している限りではそこまで多くは来ていないように思います。

近くに良く咲いているバラがあり、そちらにはハチがブンブン飛び回っているのでそちらに吸い寄せられているのかもしれません。

(6/1追記)バラの花が終わったらやたらハチ?アブ?を見るようになりました。一応虫を寄せてくれる効果はあるようですね。

 

花の後は種ができるようなのでそれはまた次回の記事で。

 

ハーブティーにしてみた

さて、花も咲いたことですしハーブティーを淹れてみることにしましょう。

まずは花を収穫します。ボリジの花は中央のおしべ部分を引っ張ると花びらが外れます。一杯分なのでこれくらいでいいでしょうか。

ちなみにこの時点で花を口に含んでみるとおしべ部分がほんのり甘いです。

 

ポットに入れてお湯を注ぎ、蓋をして3分ほど抽出します。

 

しばらく経つと花びらから色が抜けました。お湯はうっすら青色になり、花びらは透明になっています。

そしてなんというか草っぽい香りが漂います。

 

カップに注ぎます。うっすら青い色をしています。色が分かる安いように白いカップに注いだのですがそれでも少し薄いですね。もう少し花をたくさん使った方が綺麗でした。

味はというと、なんか草っぽい味です。なんと表現すべきか迷いますが非常に素朴な草の味がします。

 

ちなみにこの青色はアントシアニンなので、酸性のレモン汁なんかを入れるとうっすらピンク色になります。

飲んでみてアドレナリンが出たのかは分かりませんが、レモン汁の風味も相まってなんか体によさそう~という気持ちにはなりました。

ボリジの花のハーブティーは草っぽいですが、葉っぱをかじってみるとなんというか青臭いきゅうりのような風味があります。若葉を刻んでサラダにしたりできるようですが果たしておいしいのかは疑問が残るところです。勇気が出たらやってみます。

花に卵白を塗って砂糖をまぶすとかわいらしい砂糖菓子にもなるようなのでそちらはぜひ作ってみたいです。

 

今回はここまでです。次回に続きます。

 

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