良い香りとベルベットのような手触りの葉が可愛らしいアロマティカスの育て方と活用法を紹介しています。
アロマティカスの観察
こちら、我が家のアロマティカスになります。用土はベラボンを利用しています。
葉の表面にはやわらかい毛がびっしり生えており、ベルベットのような手触りです。
葉を指でこすると香りが立ちます。
茎を切ったところから枝分かれするほか、茎の根元からも新しい葉が続々と展開してきて株がモリモリに茂ってきます。
古い葉は茶色く萎みます。枯葉にも香りがあります。
育て方の紹介
それではアロマティカスの育て方を紹介します。
基本的性質
乾燥に強く基本的に放置気味で大丈夫な植物ですが、夏と冬の置き場所には気をつけましょう。
日当たり | 日当たりを好むが夏の直射日光は避ける |
用土 | 過湿を嫌うので水はけのよいもの。ベラボンも可。 |
水やり | 表土が乾いたのを確認して行う。受け皿にたまった水は捨てる。 |
温度 | なるべく5℃以上を保つ。冬は屋内に。 |
肥料 | 暖かい時期に置き肥又は液肥。やりすぎると香りが落ちます。 |
病害虫 | まれにアブラムシ、カイガラムシ。 |
増やし方 | 挿し木 |
植え替え | 春から夏の暖かい時期に行う |
夏の過ごし方
基本的に日光を好む植物ですが、夏の直射日光には耐えられないので避けてください。
多肉質の植物ですので水のやりすぎや風通しの悪い場所が苦手です。明るい日陰で水を控え目に与えるのが生き延びさせるコツです。
冬の過ごし方
寒さに弱い植物ですので冬は屋内の日光の良く当たる場所に取り込んでください。
日光が当たらない場所に置いてしまうと葉の色が悪くなったり香りが落ちることがあります。
殖やし方
茎を切って下の方の葉をむしり、清潔な土に挿しておくと発根し根付きます。
万全を期すなら枝を切ったものを水に挿しておくと発根してくるのでそれを土に挿すと確実かと思います。水が汚くなると導管が詰まって枯れるので、水換えはこまめに行なってください。
冬季は成長が緩慢なので時期は春から秋がお勧めです。暖かい場所に置いてあれば冬でも根付くとは思いますが保証はできません。
年数が経ってくると茎が木質化してきて香りが弱くなることがあります。定期的にに株の更新をしたほうが香りを楽しむことができます。
葉の活用の仕方
アロマティカスは香りのあるハーブなので様々な活用法があります。
一例をご紹介します。
指で触れて香りを楽しむ
アロマティカス、確かにいい香りがしますが辺り一帯が香りに包まれるほど強いわけではありません。トイレやゴミの臭い消しに推奨している人もいますがそんなに効果がないような気もいたします。
葉の表面を指で触ると香りが発生するので、手の届く場所に鉢を置いて触って香りを楽しむのが良いでしょう。勉強の合間に香りをかぐとさわやかな気分になれます。
飲み物に入れる
冷たいソーダなどに葉を入れてモヒートのように楽しみます。
ただ、買ってきたばかりの株だと農薬などがかかっている恐れがあるので、自宅で芽吹いた葉を使うようにしてください。
湯舟に浮かべる
葉を摘んで湯舟に浮かべると浴室に良い香りが漂います。
葉をそのまま浮かべてもよいのですが入浴後回収するのが面倒なのでお茶パックやネットに入れて浮かべるのが良いと思います。
乾燥させてポプリとして
アロマティカスは乾燥させても香りが残るのでポプリとして使えます。
香りは管理人の鼻によると生の時より甘めに傾く印象です。
ただ、見た目が完全にただの枯葉ですので小袋に入れてサシェやタンスの香り剤としてご活用ください。
花は滅多に咲かない
葉をメインで楽しむアロマティカス、実は花も咲くようです。
アロマティカスとは十数年の付き合いになりますが、ついぞ花を見たことはなく…
検索してみると、シソ科だけあってのシソの花に似た薄紫色の花が咲くようです。
管理人も咲かせてみたいと思っているので花の咲かせ方をご存知の方、ぜひ情報をお寄せください。
湊さんからの情報
ジェリーボールでの挿し木を試みたところ、しばらくして根本から枯れはじめ花が咲いたそうです。
生育状況の悪化を感じると花を咲かせるのかもしれません。
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