ふるさと納税で頂いたアーモンドの苗木の成長の記録です。
前回の記事はこちら。苗木の植え付けまでを行いました。
成長記録
花が咲いた(2021/2/23)
まだまだ寒風吹きすさぶ2月下旬、アーモンドの花が咲きました。
固く閉じていた芽が、そういえば最近最近膨らんできていたような…。
花の見た目はサクラによく似ていますがサクラよりおしべめしべの主張が強いです。大きさはサクラより一回り大きめ。
花弁は5枚で花びらの隅の桃色の色づきはサクラより濃い目です。
その数日後に咲いた花はさらに一回り大きく花びらが波打っています。結構形状が違います。
木の様子。まだ葉は出ておらず、花がちょこちょこ咲き始めています。
葉が出ずに花が咲くところもサクラ(特にソメイヨシノ)に似ていますね。
受粉作業(2021/3/7)
花もたくさん咲いてきたし収穫楽しみだな~と思っているのですが、おそらく我が家のアーモンドは受粉作業が必要です。
なぜなら5階のベランダなのでそもそも受粉させてくれる虫が少ない、そして3月に虫など飛んでいないからです。
ベランダは地植えよりも環境としては暖かいので開花も早くなりがちです。早く咲いてくれるのはうれしいのですが受粉を考えるとあまり適した環境ではないですねえ…。
というわけで、受粉させていきましょう。
アーモンドの花にはおしべとめしべがありまして、中央に短いめしべ、その周りにおしべがついています。
自家受粉はしないそうなので、隣の木の花のおしべを持ってきてめしべに花粉をこすりつけます。
この作業は筆などで行っても良いです。
うまく受粉していれば実ができてくるはず。
実になったか…?(2021/3/25)
受粉作業から数日、花びらが枯れ落ちまして、花の中心部が膨らんできました。
これは受粉成功したっぽいです。
木全体で10個ほどの実が確認できました。
木本体はというと新緑モリモリです。元気で何より。
実が膨らんできた(2021/4/1)
更に数日後、実が膨らんできました。
まだ小指の先ほどの大きさですが確実に大きくなっており、実の表面の細かい毛も確認できます。
この実は順調なのですが…木全体でみると実の数がかなり少なくなってきています。
受粉して実になりかけたものの、多くの実が落果してしまいました。
十分大きくなりました(2021/4/12)
更に成長しましたが、残ったのはこちらの一粒だけでした。
植え付け1年目だからか鉢が小さいのかはたまた日光不足か…
実は長辺3センチほどあり中にアーモンドが入っていても不思議ではないサイズ
表面に毛が生えており細長い梅の実のようです。やはりバラ科です。
果肉を食べてみたい気もしますが実が一つしかないので来年以降にしようかな…
実がしわしわに(2021/6/10)
パンパンだった果肉がしおれてしぼみ、一回り小さくなりました。
もう少し季節が進むと中の種がぱかっと割れて、「仁」の部分が顔を出すらしいです。
木全体は葉がモリモリ茂り、枝も伸び放題で収拾がつかなくなってきました。
暑さのせいか病気なのか葉に黄色っぽい斑点がうっすら出ています。
しばらく様子を見ていますが症状は進んでいないのでそのまま放ってあります。
実が落ちてしまった(2021/6/13)
実が割れるのを日々楽しみにしていたのですが、ある日鉢にアーモンドの実が落ちているのを見つけました。
実は割れていませんが、そこそこの大きさがあるので仁の部分も育っているかなと期待して殻を割ってみることにしました。
ペンチで苦労して果実と殻をむしります。果実の部分をむしっていると、未熟な梅のような桃のような酸っぱ甘い香りがしました。
そして出てきたのがこちら。皮はアーモンドそのものですが…ぺしゃんこやないか。
皮を破ってみると、中はぬめぬめした薄い層があるのみでした。
そしてちょっと腐ったような酸っぱいにおいがしました。
どうやら今年のアーモンドの収穫は失敗に終わったようです。
原因は…植え付け1年目ということ、鉢が8号で小さめだということ、置き場所が半日陰だったことあたりでしょうか。
来年に向けて手を打っていきたいところです。
今回はここまでです。次回に続きます。
コメント